エクセルの文字列のスペースを削除したい
エクセルでデータをまとめている際、セルに含まれているスペース(空白)を削除したいときがでてくることがあります。
データが少なければ全て手作業でスペースを消すのもいいですが、何百行・何千行ともなるとそうはいきません。
そういう時のためにエクセルには文字列のスペースを削除する方法がいくつか用意されています。
エクセルの文字列のスペースを削除する2つの方法
エクセルの文字列のスペースを削除する方法はいくつかありますが、その中でも使いやすい方法を2つ紹介します。
どちらでもスペースを削除することはできるので好きな方法を使うようにしてください。
エクセルの検索置換機能を使う
シンプルに既存のセルの空白を消して詰める場合はエクセルの検索置換機能で十分です。わざわざ関数を使う必要はありません。
検索置換機能を使用するには、エクセルのシートを開いた状態で[Ctrl+H]キーを押します。押す順番は[Ctrl]→[H]と決まっているので間違えないようにしてください。
入力したら[置換]もしくは[すべて置換]でスペースを切り詰めます。
デフォルトでは半角スペースと全角スペースが区別されないため、1回の置換操作で全てのスペースを消すことができます。また、イズブランク関数が上手く動かないと思ったら、実は目に見えない半角スペースが入っていたという問題も解決可能です。
関数で置換する
trim関数を使ってセルの先頭と終端のスペースを削除することもできます。
=trim(文字列もしくはセル番号)
テキストのコピーペーストで半角スペースや改行が入ってしまうこともありますが、trim関数を使えばそういった無駄な特殊文字を削除してくれるので簡単に直せます。
先頭と終端だけではなく、テキストの途中にあるスペースを削除したい場合はSUBSTITUTE関数で削除できます。
SUBSTITUTE(置換対象の文字列もしくはセル番号," ","",2)
ただしこの方法では半角スペースと全角スペースが区別されるため、半角スペースと全角スペースを両方含まれている場合は、以下のように記述しましょう。
SUBSTITUTE(SUBSTITUTE(置換対象の文字列もしくはセル番号," ","",2)," ","",2)
関数名のこともあって長くなってしまいますが、この方法で半角スペースと全角スペース両方を削除できます。