リードエラーレートとは?確認方法をご紹介!

リードエラーレートとは?確認方法をご紹介!

HDDやSSDに不具合が発生しているかどうかを確認するには、リードエラーレートを含む各種情報をツールから確認してみましょう。この記事では、リードエラーレートとはどういう意味の単語なのか・リードエラーレートを含んだ各情報の確認方法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. リードエラーレートとは?
  2. リードエラーレートを確認する方法

リードエラーレートとは?

パソコンはHDDやSSDなどのストレージからデータを読み込んでいます。しかし、これらのストレージの調子が悪くなってきたりすると各動作に影響を及ぼします。最悪故障してしまうと、パソコンが使えなくなるだけではなくデータが復旧できなくなってしまう恐れもあります。

そのため、定期的にストレージの情報を確認しておくと故障する前にバックアップを取ったり原因を知ることができて、予防がしやすくなりますよ。

当記事で説明する「リードエラーレート」もHDDの情報の一つで、名前の通りHDDがデータを読み取ろうとした時に発生した読み取りエラーのことを指します。

リードエラーレートを確認する方法

CrystalDiskInfoを導入する

リードエラーレートを確認する方法ですが、フリーソフト「CrystalDiskInfo」を導入することでSSD・HDDのリードエラーレートやその他の情報を確認することができますよ。下記リンクのWebサイト「Crystal Dew World」にアクセスしましょう。

CrystalDiskInfo – Crystal Dew World
「ダウンロード」ボタンをクリック
Webサイトにアクセスしたら、サイト中央にある「ダウンロード」ボタンをクリックしましょう。
エディションの一覧
エディション一覧が表示されるので、「通常版」のインストーラーをクリックしましょう。ダウンロードページに移動して、少し待つと自動的にインストーラーがダウンロードされます。

※インストールしたくない場合は、インストール不要のZIP版をダウンロードしましょう。ZIPファイルを解凍して、フォルダ中のCrystalDiskInfoを起動すればOKです。

使用許諾契約書の「同意する」を選択して「次へ」をクリック
ダウンロードしたインストーラーを起動すると、最初に使用許諾契約書が表示されます。「同意する」を選択してから「次へ」をクリックしましょう。
「インストール先の指定」でインストール先フォルダを選択
「インストール先の指定」ではデフォルト以外にインストールしたい場合は「参照」をクリックしてインストール先フォルダを選択してから「次へ」をクリックしましょう。
「スタートメニューフォルダーの設定」で「次へ」をクリック
「スタートメニューフォルダーの設定」は「次へ」をクリックして進みます。スタートメニューフォルダーを作成したくない場合は「スタートメニューフォルダーを作成しない」のチェックボックスをオンにしましょう。
「追加タスクの選択」画面の「次へ」をクリック
「追加タスクの選択」ではデフォルトで「デスクトップ上にアイコンを作成する」がオンになっています。「次へ」をクリックしましょう。
「インストール」をクリック
インストールの準備が完了するので、「インストール」をクリックしてインストールを行います。
「CrystalDiskInfoを実行する」をオンにして「完了」をクリック
インストールが完了したら、「CrystalDiskInfoを実行する」のチェックボックスがオンになっていることを確認してから「完了」をクリックしてインストーラーを終了しましょう。CrystalDiskInfoが自動起動します。

CrystalDiskInfoの使い方・各項目の見方について

HDDやSSDの状態の数値
CrystalDiskInfoの使い方は簡単で、起動するだけで自動的にHDDやSSDの状態を各項目ごとに数値化して表示してくれます。表示される各項目のうち、特に重要な項目の意味について説明します。

各項目に表示される数値の「現在値」は数値が小さいほど状態が悪いことを指しており、「最悪値」は現在までに計測した数値のうち一番悪い値を指します。「しきい値」はメーカーが定めている危険値のことを指します。「生の値」はS.M.A.R.T.の正規化前の値を指します。

  • 01・リードエラーレート:ストレージからデータを読み込む前に発生したエラーの割合を指します。簡単に言えば、ここの数値が悪いほどストレージに異常が発生していることになります。
  • 05・代替処理済セクタ数:領域不良によって、ストレージの他の箇所に割り当てが行われたセクタの数を表しています。しきい値に到達したらアウトなので、注意しましょう。
  • 07・シークエラーレート:HDDの磁気ヘッドの消耗率を指します。磁気ヘッドのシーク(移動)が失敗した割合を指しており、HDDに物理的な問題がある可能性に注意しましょう。
  • 0A:スピンアップ再試行回数:既定速度までスピンアップしようとして再試行が行われたスピンアップ時間・回数。
  • C5・代替処理保留中のセクタ数:不良セクタの待機率です。破損寸前の領域の数と覚えておきましょう。「05・代替処理済セクタ数」と同様にしきい値に到達したらアウトです。
  • C6・回復不可能セクタ数:名前の通り、回復不可能なセクタ数です。すでに破損している領域のことを指しているので、数が多ければすぐにバックアップの準備をすることを推奨します。


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