Microsoft Excelで使用できる関数の1つに「SORT関数(ソート)」というものがあります。SORT関数とは、指定した範囲の行・列に並んでいるデータを指定した順番で並べ替えを行いスピル配列として取り出すことのできる関数です。
データのソートを行いたい場合に、役に立つ関数ですよ。ただしSORT関数が使用できるのは「Microsoft 365」のみとなる点には注意しましょう。この記事では、ExcelのSORT関数の使い方についてご紹介していきます。
ExcelのSORT関数の使い方
それでは、ExcelのSORT関数の使い方を説明していきます。まずは、SORT関数の数式から説明します。SORT関数の数式は「=SORT(範囲,基準,順序,データの並び)」となります。第1引数の「範囲」で、元となるデータの範囲の指定を行います。第2引数の「基準」で、並べ替えの基準となる列or行の位置を「先頭=1」として指定を行います。第3引数の「順序」で、並べ替えの順序を指定します。「1」で昇順・「-1」で降順での並べ替えを行います。第4引数の「データの並び」で、元のデータの並んでいる方向を指定します。「TRUE」で行(右)方向・「FALSE」で列(下)方向を指定します。
※「基準」列に入力されている値が文字列の場合は、ふりがなの順ではなく文字コードの順に並べ替えが行われる点に注意しましょう。