Githubの非公開リポジトリが無料?Githubの料金プランについて
みなさんはGithubの料金プランをご存知でしょうか?
これまでは「公開リポジトリ=無料」「非公開リポジトリ(プライベートリポジトリ)=有料」というイメージを持たれていたと思いましたが、Githubの現在の料金プランでは非公開リポジトリ(プレイベートリポジトリ)でも無料で利用することが出来ます。
これまでは非公開リポジトリが無料で使えないから、GithubではなくBitBucketやGitlabを使っていた方も多いかと思いましたが、Githubの料金体系の変更で非公開リポジトリを無料で使えるようになったため、Githubを使うユーザーが増えていくことになるかと思います。
そこで今回のGithubの有料プランはどのようなものなのか、どういう方が課金して使うべきなのかご紹介していきます。
Githubのプラン一覧
まずはGithubのプランについて把握しておきましょう。特に無料でどこまで出来て、どこから有料になるのか把握しておきましょう。
料金
Githubの料金ですが、2019年4月1日現在で下記の通りです。
プラン | Free | Pro | Team | Enterprise |
料金 | $0 | $7 | $9 | 問い合わせて聞いてね |
個人利用であればFreeかProになりますが、それでは機能的にFreeとProでは何が異なってくるのか見ていきましょう。
非公開リポジトリ数
非公開リポジトリの数で制限をかけているサービスが多いですが、Githubは料金体系の変更により、何と無料のユーザーも無制限で非公開リポジトリを作成することが出来ます。
コラボレーターの数
リポジトリに他のユーザーを招いて共同編集ができるコラボレータの数ですが、こちらは無料・有料で異なります。
プラン | Free | Pro | Team | Enterprise |
コラボレーター数 | 3人 | 無制限 | チーム人数による | チーム人数による |
このように個人向けのFreeとProで比較すると、外部のユーザーを招いて共同編集する場合で、その数が多い場合ははProにしておいた方が便利でしょう。
Github Pages、Wikiなどの利用
Githubに静的なページをホスティングできる、Github PagesやWikiなどをProでは利用することが出来ます。
もしもGithub PagesやWikiなどGithubの追加の機能を利用することが目的であればProを利用しましょう。
チーム管理
続いてい企業で利用する場合に多いTeamのプランにフォーカスをあててご紹介します。FreeやProの個人向けでは利用できず、Team以上のプランで利用できる機能です。
ディスカッション
リポジトリや企業のGithubのページでディスカッションできる機能がついてきます。
もちろん企業によってはSlackやChatworkなどのチャットでディスカッションするケースもありますが、Github上でディスカッションすることでコードやissueに紐付いて会話や、更にはディスカッションお履歴がGithub上に残るので便利です。
ロールによるアクセス管理
権限を分ける事ができます。企業の中の権限にあわせて、制限をつけることで役割を明確にする事が出来ます。
2段階認証の強制
Githubのアカウント認証には2段階認証があり、その認証を強制化し、セキュリティを強化する事が出来ます。
監査ログ
組織内のGithub上で行った出来事やその場所などの履歴を追うことが出来ます。
エンタープライズ
エンタープライズ向けにはTeamで利用できる機能に加えて、問い合わせで電話サポートが追加されたり、請求書の発行ができたりなどより便利な機能が追加されます。
他にもGithubにはプラン毎に異なる機能がありますが、詳しく知りたい方は下記の公式のページを見てみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Githubは非公開リポジトリがFreeでも無制限となり、これがブレイクスルーとなって他のサービスからGithubに流れてくるユーザーが増えそうです。
個人利用の方はFreeば便利になったのはとてもいい事ですが、ぜひPro版の機能をよく把握して、必要であれば課金をしましょう。
またチームとエンタープライズでは、スタートアップなど小さな組織ではPro版でやっているところもありますが、エンジニアや関係者の人数が増えてきてチーム管理がネックとなってきた場合にTeam版を検討してみましょう。
サポートを重要視していたり、コーポレートとの連携をスムーズにすることを重視する方は、資金に余裕がある方はEnterpriseを検討してみてもいいかもしれません。