無料画像ビューアソフト「FastStone Image Viewer」の導入方法や使い方を解説!

無料画像ビューアソフト「FastStone Image Viewer」の導入方法や使い方を解説!

画像の閲覧と編集が出来るビューワソフト「FastStone Image Viewer」をご存知でしょうか。他の編集ソフトを使うことなくトリミングやリサイズなどの編集を行えます。今回はFastStone Image Viewerの導入や使い方を紹介します。


目次[非表示]

  1. FastStone Image Viewerとは?
  2. FastStone Image Viewerの導入方法
  3. FastStone Image Viewerの使い方

FastStone Image Viewerとは?

FastStone Image Viewerとは、海外の方が製作された画像ビューワーソフトです。

パソコンに保存してある様々な形式の画像を閲覧できるほか、既存の画像を別の形式に変換して保存することも可能な画像管理ソフトでもあります。
 

対応形式(閲覧)
JPEG,BMP,GIF,PNG,TIFF,PCX,TGA,JPEG2000,PSD,EPS,WMF,CUR,ICO
対応形式(変換・保存)
JPEG,BMP,GIF,PNG,TIFF,PCX,TGA,JPEG2000,PDF

PSDやEPSなど通常の画像形式ではないファイルにも対応しているのが特徴です。

FastStone Image Viewerの導入方法

それではFastStone Image Viewerをインストールしていきましょう。

まずはFastStone Image Viewer公式サイトのダウンロードページにアクセスしてください。

FastStone Image Viewer - 公式サイト
FastStone Image Viewer公式サイトのダウンロードページにアクセスし、ダウンロードボタンをクリック

アクセスしたら「FastStone Image Viewer」の右にあるダウンロードボタンをクリックします。

似たような名前のソフトウェアがいくつかあるので間違えないようにしてください。

FastStone Image Viewerのバージョンを選択する
FastStone Image Viewerはインストール版(exe)とポータブル版の2種類があります。違いがよくわからない方はインストール版を選択してください。

当記事ではインストール版を使って解説していきます。インストーラーをダウンロードしたら起動してください。

セットアップウィザードの[Next]をクリック
インストーラを起動するとセットアップウィザードが開始されます。[Next]を押して先に進みましょう。
利用規約同意画面の[I Agree]をクリック
利用規約同意画面が表示されます。[I Agree]を押して同意し、先に進みましょう。
[Install]をクリック
最後に[Install]を押したらFastStone Image Viewerがインストールされます。

インストール先フォルダは、理解している人以外は変更しないほうが良いでしょう。

インストール完了画面
この画面が表示されたインストール完了です。スタートメニューやデスクトップに作成されたショートカットなどから起動しましょう。

日本語化する方法

FastStone Image Viewerは海外製ソフトであり、デフォルトではメニュー項目などが英語になっています。オプションから言語設定を変更する項目が用意されているようですが、その中に日本語が含まれていないためオプションから日本語に変更することができません。

ですが、有志の方によって日本語化プラグインが公開されており、このプラグインを適用することでFastStone Image Viewerを日本語化できます。

まず日本語化プラグイン公開されているサイトにアクセスしてください。

FastStone Image Viewe - 日本語化パッチ
日本語化プラグインをダウンロード
FastStone Image Viewerの最新バージョンの日本語化プラグインをダウンロードします。

FastStone関連の他のソフトウェアの日本語化プラグインも配布されているので間違えないようにしてください。

解凍されたファイルの「FSIV_X.X.jp.exe」を確認する
ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。解凍されたファイルのうち「FSIV_X.X.jp.exe」があるか確認してください。
ファイルをFastStone Image Viewerインストール先フォルダーにコピー
こちらのファイルをFastStone Image Viewerインストール先フォルダーにコピーします。

インストール先フォルダはデフォルトだと「C:Program Files (x86)FastStone Image Viewer」です。インストール先フォルダを変更していた場合は変更先フォルダにコピーしましょう。

コピーしたら「FSIV_X.Xjp.exe」を起動しましょう。

「正常終了」の表示画面
この画面を表示されたら日本語化完了です。エラーが出る場合はフォルダを間違えているのでもう一度確認してください。
日本語化されたFastStone Image Viewer
日本語化プラグインを適用した後に起動すると各項目が日本語になっています。

FastStone Image Viewerの使い方

FastStone Image Viewerの主な用途は画像閲覧ですが、画像を閲覧する以外の編集機能などもたくさん用意されています。

画像閲覧方法から画像編集方法まで順番に解説していきます。

画像の閲覧方法

FastStone Image Viewer
FastStone Image ViewerはWindowsの標準のエクスプローラーのような見た目をしています。

フォルダの移動やファイルの開き方はエクスプローラーとほぼ同じで、直感的に操作できます。画像ファイルを選択するとウィンドウ左下にサムネイルがプレビュー表示され、画像をダブルクリックすると全画面表示できます。元に戻す場合はエンターキー・ESCキーどちらかを押せば戻ります。

Windows10標準エクスプローラーよりもプレビュー表示できる画像形式の種類が豊富であるため、画像を見るために専用のビューワーを毎回起動していた方にとっては非常に便利でしょう。

通常のエクスプローラーと同様にZIPファイルやRARファイルなどのアーカイブファイル内の画像を直接プレビューすることはできないので注意してください。

画像を編集する

先ほども簡単に触れたように、FastStone Image Viewerは画像編集機能も用意されています。FastStone Image Viewerで出来る編集についていくつか紹介します。

トリミング

画像の端を切り取ってトリミング・クロップすることができます。

画像をトリミングする
画像をトリミングする場合は、トリミングしたい画像を選択した状態で、トリミングボードを開きます。
トリミングのサイズや位置を調整して[ロスレス保存]をクリック
するとトリミング範囲を指定する画面が表示されるので、サイズや位置を調整して[ロスレス保存]をクリックして保存します。

画像を直接クリップボードにコピーすることも可能です。これで画像をトリミングすることができます

リサイズ

画像をリサイズすることは可能です。

リサイズしたい画像を選択した状態で拡大縮小の編集画面を開く
リサイズしたい画像を選択した状態で拡大縮小の編集画面を開きます。
単位を選んでリサイズを行う
リサイズはピクセル単位・パーセンテージ・印刷サイズから単位を選んで行えます。

デフォルトではアスペクト比を維持する設定になっていますが、アスペクト比を維持したくない場合は右下の[アスペクト比を保持]のチェックを外しておきましょう。

リサイズを行うとエクスプローラー画面に戻りますが、この時点ではまだリサイズ後の画像を保存されていません。

「このイメージの変更を保存しますか?」の画面
他の画像ファイルを選択すると「このイメージの変更を保存しますか?」と聞かれますが、 サイズを反映させたい場合はこのタイミングで保存してください。

ここで[いいえ]を選ぶとリサイズ設定がリセットされてしまうので注意しましょう。

テキストや図形を書き込む

トリミングやリサイズだけではなく、画像にテキストや図形を書き込んで保存することもできます。

テキストや図形を書き込みたい画像を選択した状態で描画ボードを開く
まずは、テキストや図形を書き込みたい画像を選択した状態で描画ボードを開きましょう。
描画ボード
すると描画ボードが表示されます。
各種ツールを選択する
左側にある各種ツールを選択することで、テキストや矢印などを書き込めます。
サンプルドキュメント
各ツールで書き込んだオブジェクトに簡単に影を付けられるので、ほかの画像編集ソフトよりも使い勝手が良い場合もあります。

書き込み終わったら右下の[OK]を押しましょう。その後、他の画像を選択した際の表示される保存メニューから保存すれば加工した画像が保存されます。


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