Excel(エクセル)で小数点以下切り捨て/切り上げをする方法!

Excel(エクセル)で小数点以下切り捨て/切り上げをする方法!

エクセルで数値データを扱う際、小数点以下の数値が不要になることがあるかもしれません。エクセルには小数点以下切り捨てを簡単にできる方法が用意されており、その方法を知っていたら簡単です。今回はエクセルで小数点以下切り捨てする方法を紹介します。


目次[非表示]

  1. Excelで小数点以下を切り捨てる方法
  2. Excelで小数点以下を切り上げる方法

Excelで小数点以下を切り捨てる方法

エクセルではデータをまとめている際、小数点以下切り捨てをしたい時があるでしょう。エクセルはそういう小数点以下を切り捨てる方法がいくつか用意されており、小数を含む数値だったとしても整数だけを表示させることが可能です。

 

まずは小数点以下を切り捨てる方法について順番に見ていきましょう。

小数点以下の表示桁数を変更する

Excelには表示する小数点以下の桁数をワンクリックで変更できる機能が用意されています。

エクセルのツールバー
エクセルのツールバーを見ていると、赤枠で囲ったようなアイコンが表示されているはずです。

表示されていない場合はExcelのウィンドウサイズが小さい可能性があるので、最大化して確認してみてください。この2つのアイコンは表示させる小数点以下の桁数を増減させる項目で、数値が入ったセルを選択した状態で左側のアイコンをクリックすると小数点以下の桁数を一つ増やし、右側のアイコンだと小数点以下の桁数を一つ減らします。

小数点以下の桁数を一つ減らすにあたって切り捨て処理が必要場合、自動的に四捨五入されるようになっています。たとえば2.4なら2に、3.7なら4になります。関数を使わないで小数点以下を切り捨てられるため、表示する数値の小数点以下を切り捨てたいだけであればこの方法を取るといいでしょう。小数点以下を必ず切り上げる・必ず切り下げるという場合はこの方法だと出来ないので、関数を使用するようにしてください。

こちらの方法を使う際の注意点として、見かけ上では四捨五入されていても実際の数値は変わっていないということです。

Excel
例えばこちらの計算式、A1セルとA2セルを足し算した結果がなぜか5.8になっています。これは実際の数値は小数点以下の端数まで存在しているということであり、見かけ上の計算結果がおかしくなってしまいます。

関数を使わない方法はこのようなデメリットなどに注意しましょう。

関数を使用する

Excelには小数点以下を切り捨てるためのROUND関数が用意されています。

ROUND関数を使うことで小数点以下を四捨五入して切り捨てることができます。

ROUND(数値,切り捨てる桁)

ROUND関数の第二引数には切り捨てる小数点以下の桁数を指定しますが、第二引数を0にした場合は小数点以下が全て切り捨てられて整数のみが返されます。

ROUND関数
こちらのように数式を記述すれば、小数点以下が何桁あったとしても小数点以下が全て切り捨てられます。

Excelで小数点以下を切り上げる方法

ここまで紹介した方法はすべて小数点以下を四捨五入して切り捨てる方法でした。

ですが、3.1を4にするなど必ず小数点以下切り上げをする場合は別の関数を使用する必要があります。それがROUNDUP関数です。

ROUNDUP(数値,切り上げる桁)

ROUNDUP関数の使い方は先ほど紹介したROUND関数と全く同じで、第一引数に切り上げる数値、第二引数に切り上げる小数点以下の桁数を指定します。小数点以下を全て切り上げる場合は0を指定します。

ROUNDUP関数
3.42は四捨五入して整数に直すと3になりますが、ROUNDUP関数を使った場合は必ず切り上げられるためコチラの関数の計算結果は4になります。

ROUNDUPとは真逆の関数であるROUNDDOWN関数は、小数点以下を必ず切り下げる関数なので合わせて覚えておくといいでしょう。


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