Excelで小数点以下を切り捨てる方法
エクセルではデータをまとめている際、小数点以下切り捨てをしたい時があるでしょう。エクセルはそういう小数点以下を切り捨てる方法がいくつか用意されており、小数を含む数値だったとしても整数だけを表示させることが可能です。
まずは小数点以下を切り捨てる方法について順番に見ていきましょう。
小数点以下の表示桁数を変更する
Excelには表示する小数点以下の桁数をワンクリックで変更できる機能が用意されています。
表示されていない場合はExcelのウィンドウサイズが小さい可能性があるので、最大化して確認してみてください。この2つのアイコンは表示させる小数点以下の桁数を増減させる項目で、数値が入ったセルを選択した状態で左側のアイコンをクリックすると小数点以下の桁数を一つ増やし、右側のアイコンだと小数点以下の桁数を一つ減らします。
小数点以下の桁数を一つ減らすにあたって切り捨て処理が必要場合、自動的に四捨五入されるようになっています。たとえば2.4なら2に、3.7なら4になります。関数を使わないで小数点以下を切り捨てられるため、表示する数値の小数点以下を切り捨てたいだけであればこの方法を取るといいでしょう。小数点以下を必ず切り上げる・必ず切り下げるという場合はこの方法だと出来ないので、関数を使用するようにしてください。
こちらの方法を使う際の注意点として、見かけ上では四捨五入されていても実際の数値は変わっていないということです。
関数を使わない方法はこのようなデメリットなどに注意しましょう。
関数を使用する
Excelには小数点以下を切り捨てるためのROUND関数が用意されています。
ROUND関数を使うことで小数点以下を四捨五入して切り捨てることができます。
ROUND(数値,切り捨てる桁)
ROUND関数の第二引数には切り捨てる小数点以下の桁数を指定しますが、第二引数を0にした場合は小数点以下が全て切り捨てられて整数のみが返されます。
Excelで小数点以下を切り上げる方法
ここまで紹介した方法はすべて小数点以下を四捨五入して切り捨てる方法でした。
ですが、3.1を4にするなど必ず小数点以下切り上げをする場合は別の関数を使用する必要があります。それがROUNDUP関数です。
ROUNDUP(数値,切り上げる桁)
ROUNDUP関数の使い方は先ほど紹介したROUND関数と全く同じで、第一引数に切り上げる数値、第二引数に切り上げる小数点以下の桁数を指定します。小数点以下を全て切り上げる場合は0を指定します。
ROUNDUPとは真逆の関数であるROUNDDOWN関数は、小数点以下を必ず切り下げる関数なので合わせて覚えておくといいでしょう。