VLOOKUP関数で完全一致で検索する方法を紹介!

VLOOKUP関数で完全一致で検索する方法を紹介!

Microsoft Excelで特定の範囲から完全一致する値を出力する際に使用する関数が「VLOOKUP関数」です。このVLOOKUP関数の使い方をご存知でしょうか?この記事では、VLOOKUP関数で完全一致で検索する方法をご紹介していきます。


目次[非表示]

  1. VLOOKUP関数で完全一致で検索したい
  2. VLOOKUP関数で完全一致で検索する方法

VLOOKUP関数で完全一致で検索したい

Excelを使用していて、完全一致検索を行いたいというシーンは多いですよね、完全一致検索に使用する関数といえば、「VLOOKUP関数」です。

VLOOKUP関数の数式は「=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索の型)」で、特に重要なのが検索の型です。検索の型には「TRUE」と「FALSE」の2種類があり、違いとしては「TRUE」が近似値検索・「FALSE」が完全一致検索となります。この記事では、VLOOKUP関数で完全一致で検索する方法をご紹介していきます。

VLOOKUP関数で完全一致で検索する方法

D3セルに「=VLOOKUP(B3,B6:C10,2,FALSE)」と入力
それでは、VLOOKUP関数で完全一致で検索する方法を説明します。画像の例では、B3セルに入力している検索値の「150」を下部の表から抽出するためにD3セルに「=VLOOKUP(B3,B6:C10,2,FALSE)」と入力しています。これにより、検索値に完全一致している「スコア」列の200に対応した「レベル」列の「A+」が抽出されました。
完全一致する値がないため「#N/A」と表示されている

こちらは検索値を「140」としていますが、検索の型が「FALSE」の場合は完全一致する値がある場合のみ返すためエラーが表示されていますね。「スコア」列に「140」が存在していないため、完全一致するデータがないためエラーが返っています。このことから、検索範囲に完全一致する数値がないことが分かります。

C3セルに「=VLOOKUP(B3,B6:C10,1,TRUE)」と入力すると近似値の「150」が表示された
ちなみに、検索の型で「TRUE」を使用して完全一致している場合に値を返す・完全一致していない場合は特定の文字列を表示させるといった方法もあります。まずは検索値に近いデータがあるかどうかを、C3セルに「=VLOOKUP(B3,B6:C10,1,TRUE)」と入力して調べます。すると近似値の「150」が返されました。D3セルも検索の型でTRUEを指定しているため、「A+」が結果として返されています。
D3セルの数式を「=IF(B3=C3,VLOOKUP(B3,B6:C10,2,TRUE),"完全一致×")」に変更
しかし、完全一致しているわけではないのでこのD3セルの数式を「=IF(B3=C3,VLOOKUP(B3,B6:C10,2,TRUE),"完全一致×")」に変更してみましょう。すると、「検索値」と「確認」に表示されている数値が等しくないため結果が「完全一致×」と表示されていることが確認できます。
検索値を「150」に変更

検索値を「150」に変更しました。すると「確認」と等しくなるため完全一致となり、「結果」に「A+」が表示されました。基本的に完全一致で検索を行うにはFALSEを使うことになりますが、TRUEではIF関数を併用することでこういった使い方もあるということを覚えておくと便利ですよ。


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