スーパーファミコンのエミュレータ「Snes9x」とは?
皆さんは「スーパーファミコン(SFC・スーファミ)」をご存知でしょうか?1990年に任天堂より発売されたゲーム機であるスーパーファミコンは、1世代前のゲーム機「ファミリーコンピューター」よりも高い性能を持っており、数々の名作を世に生み出した機種でもあります。
2019年現在でも、任天堂の最新ゲーム機「Switch」でスーパーファミコンのソフトが遊べるなど、未だにスーファミの人気があることが伺えますね。
さて、今回ご紹介するスーパーファミコンのエミュレーター「Snes9x 」は、Windows 10でスーファミソフトのROMを読み込むことで、まるでPCゲームのようにスーパーファミコンをパソコンで遊ぶことができますよ。
エミュレータ「Snes9x」を使うメリット
実機が必要ない
一般的には、スーパーファミコンのゲームを遊びたいのであればスーパーファミコンの実機が必要です。ですが、スーパーファミコンはもう生産終了しているため貴重ですよね。
Snes9xなら、パソコンにソフトのROMファイルと一緒に入れておくことでスーファミの実機を用意しなくても遊ぶことができますよ。ノートパソコンに入れれば、持ち運びも簡単にできちゃいます。
インターネットマルチプレイができる
スーパーファミコンのソフトには、2人用モードや多人数モードのあるゲームもありますよね。「Snes9x+遊びたいソフト」を用意しているユーザー同士なら、インターネットを介することでマルチプレイすることができますよ。
様々な機能が使える
Snes9xには様々な機能が用意されています。例えばチートコード機能を使うことで通常ではありえない動作をさせてゲームをプレイすることができます。RPGなら所持金を無限にする・アクションならプレイヤーを無敵にするなど、色々なチートを使って楽しむことができますよ。
他にも、ゲームの動作を高速化させるターボ機能・どこでもゲームのセーブが行えるステートセーブ・プレイ動画の録画といった便利な機能が盛りだくさんです。
Snes9xをダウンロード・インストールする
それでは、Snes9xをダウンロードしてみましょう。
下記リンク先はSnes9xの公式ダウンロードページです。Snes9xは各サイトでミラー配布しているので、ページ内のリンクから各種配布サイトに移動してダウンロードを行います。32bit版と64bit版があるので、お使いのパソコンのbit数に合わせたものを選択しましょう。
ダウンロードした「snes9x-1.60-win32-x64.zip(2019年10月時点のVer)」を解凍して、作成されたフォルダの中にある「snes9x-x64.exe」を起動しましょう。
Snes9xが起動します。Snes9xはスタンドアロンなので、インストール不要なのが嬉しいですね。
Snes9xを日本語化する
次は、Snes9xの日本語化を行ってみましょう。下記リンク先はSnes9xの日本語化パッチを作成している「ねこかぶ」氏の「ねこかぶのホームページ」です。アクセスしましょう。
アクセスしたら、左側メニューの「日本語化パッチ」をクリックしましょう。
エミュレーターの一覧が表示されるので、「SNES」をクリックしましょう。
※SNESは海外でのスーパーファミコンの名称です。
各種エミュレーターの日本語化パッチがバージョンごとに用意されているので、Snes9xの欄から使用しているバージョンのパッチのダウンロードボタンをクリックしましょう。
ダウンロードページに移動するので、広告に挟まれているダウンロードリンクをクリックすると日本語化パッチがダウンロードされます。
圧縮ファイルを解凍すると、32bitと64bitの日本語化パッチが作成されます。対応したbit数の日本語化パッチをSnes9xのフォルダに移動して、実行しましょう。
すぐに日本語化が行われます。正常終了と表示されるので「OK」をクリックしてパッチを終了しましょう。
Snes9xを開くと、メニューがしっかりと日本語化されていることが確認できます。これで使いやすくなりました。
Snes9xで画面サイズを設定する
Snes9xの画面サイズは、「ビデオ」メニューの「ウィンドウサイズ」にマウスカーソルを乗せると表示される倍率から変更可能です。1倍から4倍の間で好きなサイズを選びましょう。
ウィンドウの端をドラッグすることでも自由に画面サイズを変えることができますが、その方法で画面サイズを変更する場合は「縦横比を維持する」のチェックをオンにしておきましょう。
Snes9xでコントローラーを設定する
Snes9xはPCに接続できる市販のUSBコントローラーを認識してくれるので、コントローラー設定を行えば手持ちのコントローラーを使うことができますよ。「入力」メニューで「標準コントローラー」にチェックが付いていることを確認してから、「入力の設定」をクリックしましょう。
入力の設定ウィンドウが表示されます。ボタンの入力欄の「Up」「Left」「Down」「Right」はそれぞれ上下左右キー、他のボタンは名前通りです。「Up」をクリックしてからコントローラーの上を押して設定を開始すると、そのまま順次入力して設定を行うことができますよ。設定が完了したら「OK」をクリックして終了しましょう。
Snes9xでゲームデータをセーブする
Snes9xでは、セーブ機能のないゲームであってもセーブすることのできるステートセーブ機能が搭載されています。「ファイル」メニューの「状態の保存」にマウスカーソルを乗せると、サブメニューに各種スロットが表示されるので保存したいスロットをクリックしましょう。現在のゲームの状態がそのままセーブされますよ。
保存したセーブデータを読み込むには、「ファイル」メニューの「状態の復元」にマウスカーソルを乗せて、サブメニューの読み込みたいスロットをクリックしましょう。すぐにセーブデータが読み込まれます。
ゲームを途中で中断したり、レアアイテムを確率でドロップするモンスターの前でセーブするなどゲームを有利にするためのセーブもできますね。
Snes9xでROMを読み込む
Snes9xでゲームをプレイするには、遊びたいゲームのROMを読み込む必要があります。「ファイル」メニューの「ロムの読み込み」をクリックするとダイアログが表示されるので、遊びたいゲームのROMをクリックすると読み込まれます。
他にも、ROMをドラッグ&ドロップしたり、直近で遊んだゲームなら「最近開いたロムファイル」一覧から読み込むこともできますよ。
ゲームを起動した時に「音量が大きい(小さい)」と感じたら、「サウンド」メニューの「サウンドの設定」から音量調節が行えますよ。
Snes9xでゲームを早送りする
Snes9xには様々な機能があり、その中の一つが「ターボ」です。Tabキーを押すことでターボが発動し、ゲームが倍速の早送り状態になります。ターボはTabキーを放すことで解除されます。
ターボの速度は「エミュレーションの設定」の「早送りモード」から設定変更ができるので、倍速以上のスピードに設定することも可能ですよ、
まとめ
スーファミ エミュレータ「Snes9x」の使い方やメリット、設定方法など徹底解説!いかがでしたでしょうか。
Windows 10で動作するスーパーファミコンのエミュレーター「Snes9x」を導入すれば、パソコンでスーファミのソフトを遊ぶことができますよ。エミュレーターには様々な機能が搭載されているので、実機よりも快適にゲームを遊ぶことができます。もしROMファイルを自分で用意できる環境があるのであれば、ぜひ試してみてくださいね。