動画の音ズレを修正したい
動画が音ズレを起こしていてまともで視聴できないということはないでしょうか。
パソコンの処理が追いつかずに音ズレが発生することもありますが、パソコンの処理が追いついていないだけであれば音ズレは自動修正されますが、動画そのものに音ズレがあった場合は自動修正されません。
そういうときはHandBrakeを使用することで音ズレを解消できます。
HandBrakeとは
HandBrakeは動画を他の形式に変換することができるフリーのエンコードソフトです。
HandBrakeで適切な設定を行うことで音ズレを解消した動画を作成することもできます。
HandBrakeをまだインストールしていない方は、インストール方法別記事で解説していますのでそちらを参考にインストールしておいてください。
この記事ではHandBrakeをインストールしている前提で進めます。
HandBrakeでの音ズレを修正する方法
動画の音ズレが発生する原因は2つです。
- フレームレートが適切ではない
- 可変フレームレート設定になっている
フレームレートが適切でない場合
動画によってフレームレートが異なりますが、このフレームレートが音声と映像で同期していない場合は、徐々に音声がずれてくる症状が発生します。
ありがちなのが、30FPSの動画だと思ったら実態は29.97FPSだったパターンです。
30FPSの動画で映像が徐々に遅れてくる場合は、音声が29.97FPS用になっている可能性があります。
この場合はフレームレート設定を29.97FPSに変更してからエンコードすると良いでしょう。
フレームレート設定を変更して動画をエンコードしましょう。
書き出した動画で徐々に音ズレする症状が改善された場合はフレームレートが原因です。
可変フレームレート設定になっている場合
可変フレームレートとは、動画の映像が静止画状態になるフレームを自動的に分析してフレームを飛ばす処理ですが、可変フレームレートに対応していない動画プレイヤーで再生した場合はフレーム飛ばしの補正が働かず、一定のタイミングで音声が大きくズレます。
かなり露骨にズレてくることが多いため、気づかない程度に少しずつズレていくのではなく一気に音ズレが発生した場合は可変フレームレート設定が原因である可能性が高いです。
この場合の解決方法は簡単です。
フレームレートの数値を選択しておく項目は[Same as source]にしておきましょう。
これは「元動画のフレームレートでエンコードする」という設定で、エンコードするために元動画のフレームレートを調べる必要はありません。
あとはエンコードを開始して動画を変換するだけです。
動画を変換した後動画プレイヤーや編集ソフトで開いて再生してみてください。可変フレームレート設定が原因だった場合はこれで解決します。