ExcelのXLOOKUP関数とは？
Microsoft Excelで使用できる関数の1つに「XLOOKUP関数（エックスルックアップ）」というものがあります。VLOOKUP関数の後継ともいえる関数で、指定範囲内のデータを下方向に検索して該当するセルに対応したセル範囲から値を返すことができます。
XLOOKUP関数は新しい関数なので、現在使用できるのはOffice2021かMicrosoft 365のみとなります。この記事では、ExcelのXLOOKUP関数の使い方をご紹介していきます。
ExcelのXLOOKUP関数の使い方
それでは、ExcelのXLOOKUP関数の使い方を説明していきます。まずは、XLOOKUP関数の数式から説明します。XLOOKUP関数の数式は「=XLOOKUP(検索値,検索範囲,戻り値の範囲,見つからない場合,一致モード,検索モード)」となっています。第1引数の「検索値」で、検索する値の指定を行います。大文字と小文字・全角文字と半角文字の区別は行われません。第2引数の「検索範囲」で、検索を行う範囲を指定します。第3引数の「戻り値の範囲」で、検索結果の範囲を指定します。「検索値」が「検索範囲」の中で発見された場合にその行位置にある「戻り値の範囲」の値が返ります。第4引数の「見つからない場合」で、「検索値」が「検索範囲」の中から見つからなかった場合に返す値を指定します。省略した場合に値が見つからなかった場合は「#N/Aエラー」が返ります。第5引数の「一致モード」で、完全一致検索を行うのか近似値検索を行うのかを指定します。「0or省略」で完全一致・「-1」で検索値以下の最大値・「1」で検索値以上の最大値・「2」で検索値のワイルドカード文字との一致となります。第6引数の「検索モード」で、検索を行う方向の指定を行います。「1or省略」で先頭から末尾への検索・「-1」で検索値の末尾から先頭への検索・「2」で検索値の昇順で並べ替えられた範囲の検索・「-2」で検索値の降順から並べ替えられた範囲の検索を行います。
