Excelで左から特定の文字まで抽出・削除する方法!

Excelで左から特定の文字まで抽出・削除する方法!

Microsoft Excelを使用していて、文字列のうち左から特定の文字まで抽出・削除したいと思ったことはありませんか?文字列から文字を削除・抽出できると便利ですよね。この記事では、Excelで左から特定の文字まで抽出・削除する方法をご紹介していきます。


目次[非表示]

  1. Excelで左から特定の文字まで抽出する方法
  2. Excelで左から特定の文字まで削除する方法

Excelで左から特定の文字まで抽出する方法

Microsoft Excelを使用していて、文字列のうち左から特定の文字まで抽出・削除したいと思ったことはありませんか?文字列の中から、特定の文字の抽出・または削除を行いたいというケースもあるかと思います。この記事では、Excelで左から特定の文字まで抽出・削除する方法をご紹介していきます。

使用する関数

それでは、Excelで左から特定の文字まで抽出・削除する方法を説明していきます。使用する関数は、「LEFT関数」と「FIND関数」になります。

LEFT関数とは、文字列の左側から指定した数の文字を返すことのできる関数です。LEFT関数の数式は「=LEFT(文字列,[文字数])」となっています。第1引数の「文字列」で、対象の文字列を指定します。第2引数の「文字数」で文字数を指定します。文字数は省略することができ、省略した場合は左から数えて1文字のみが抽出されます。

FIND関数とは、指定した文字列が他の文字列の中において最初に表示されている位置を検索することのできる関数です。FIND関数の数式は「=FIND(検索文字列,対象,[開始位置])」となります。第1引数の「検索文字列」で、検索する文字列を指定します。第2引数の「対象」で、対象の文字列を指定します。第3引数の「開始位置」で、開始位置を指定することができます。開始位置は、省略することができます。

左から特定の文字まで抽出する方法

B2セルに入力されている緑色の文字列「この文字列だけを抽出したい。」のみを抽出たい
それでは、Excelで左から特定の文字まで抽出してみましょう。画像の例では、B2セルに入力されている緑色の文字列「この文字列だけを抽出したい。」のみを抽出しようとしています。
B3セルに、「=LEFT(B2,FIND("無視",B2)-1)」と数式を入力
B3セルに、「=LEFT(B2,FIND("無視",B2)-1)」と数式を入力しています。この数式で「無視」をFIND関数を使用して検索し、「無視」の開始位置から-1文字することで「無視」の1文字前までを抽出するようにしています。
「この文字列だけを抽出したい。」を残して抽出できた
これで、「無視する文字列」を削除して「この文字列だけを抽出したい。」を残して抽出することができました。このように、LEFT関数とFIND関数を組み合わせて条件を指定することにより左から特定の文字まで抽出することができますよ。

Excelで左から特定の文字まで削除する方法

使用する関数

左から特定の文字まで削除する場合、FIND関数のほかに「RIGHT関数」と「LEN関数」を使用します。RIGHT関数は、LEFT関数の右側バージョンといった形の関数です。LEN関数とは、指定したセルに入力されている文字列の文字数を返すことのできる関数です。LEN関数の書式は「=LEN(セル)」となります。

左から特定の文字まで削除する方法

B3セルに、「=RIGHT(B2,LEN(B2)-FIND("。",B2,1))」と入力
画像の例では、B2セルに入力されている緑色の文字列「残す文字列」のみを残して左から文字列を削除しようとしています。B3セルに、「=RIGHT(B2,LEN(B2)-FIND("。",B2,1))」と入力して、「。」の次の1文字までを残すようにしています。
「この文字列だけを削除したい。」の部分を削除できた
これで、文字列の左側の「この文字列だけを削除したい。」の部分を削除することができました。

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