Excelで開くたび再計算して遅い
Excelファイルを開く時、動作が重くてなかなか開かない!といった経験はありませんか?
この原因としては、ファイルのデータ量が大きい、内部で画像や数式が使われている、ファイルの形式が古いなど複数の要素がありますが、今回は数式に着目してみます。
なぜ数式があると動作が遅くなるのかと言うと、Excelファイルを開くたびに数式の再計算が自動的に行われるためです。ファイル内で数式を多く使っていたり、計算に時間のかかる関数を使っていたりすると、再計算でより動作が遅くなってしまいます。
再計算によるデメリットとは?
1番のデメリットは、Excelがフリーズしてしまい最悪の場合ファイルが保存できずに終了してしまうことです。フリーズまではいかなくとも、動作が遅いことよる作業効率の低下はできれば避けたいですよね。
本記事では、数式の再計算を停止させる方法をご紹介していきます。
Excelで開くたび再計算するのを停止する方法
計算方法の設定を手動へ変更する
Excelでは通常、開くたびに再計算を行う自動計算が設定されています。ですので自動から手動へ設定を変更することで、自動再計算の機能をオフにしてしまいましょう。
計算方法を手動にした場合、上記画像の「再計算実行」ボタンを押すか「F9」ボタンを押すことで、再計算の実施が可能です。
数式を値へ変更する
再計算する必要がない場合は、数式を値に変更してしまいましょう。VLOOKUP関数、SUMIF関数、MATCH関数、COUNTIF関数などは特に再計算に時間を要する関数なのでなるべく使わないようにするか、一度使った後は値に変更すると再計算を止めることができます。