Excelで改行を置換・削除する方法をご紹介!末尾の改行コードを置換しよう

Excelで改行を置換・削除する方法をご紹介!末尾の改行コードを置換しよう

Excelのセル内で改行がされている場合に、1つずつ改行をなくしていくという訂正の作業は大変ですよね。1度に幾つかのセル、または全てのセルで改行をなくし、1行の状態にする方法をご紹介します。また、セル内の改行を何か文字や空白に置換する時にも役立つ情報です。


目次[非表示]

  1. Excelで改行を置換・削除したい
  2. Excelで改行を置換・削除する方法

Excelで改行を置換・削除したい

Excelのセル内で改行がされている場合
Excelのセル内で改行がされている場合(AltとEnter)、1行にしたいと思う時があります。

特に、改行が続いてセルが縦長などになっていると、文字を見るのが難しくなりますね。

解決方法として、1度に幾つか、または全てのセルで改行を削除できますし、改行を他の文字や空白に書き換える(置換する)ことも可能です。

ひと目でセルの表示が分かり、セルの文字変更もスムーズにできます。

今回はそのための、Excelで改行を置換と削除する方法をお伝えします。

Excelで改行を置換・削除する方法

複数に改行されている表示
複数に改行されている表示には、1行ごとの最後に改行コードがあります。

それを削除すると、改行がなくなるので、1行の文の表示になってセルを見るのが容易になります。

①改行を置換する方法

改行を置換したいセルを1つか複数選択します。セルを選択しないで進むと、全てのセルが対象となります。

「検索する文字列」で、Ctrlを押しながらJを押します
ホームの検索と選択を選び、置換をクリックするとボックスが表示されます。または、CtrlとHでダイアログボックスを表示させます。
「検索する文字列」で、Ctrlを押しながらJを押します。(改行コードが入力されます)

あとは、「すべて置換」をクリックします。
セル内の改行が削除されて、1行に表示されます。
1行に表示する
このように、1行に表示するとセルを見て、何の情報なのかもっと分かりやすくなります。

改行をスペースに置き換える

「置換後の文字列」にスペースを入力
同様の方法で、「置換後の文字列」にスペースを入力すると、改行がスペースに置き換えられます。

改行よりも、セルの表示を容易に見ることができます。

改行コードについて

セル内で改行されて2行以上になるのは、セル内で文字が折り返されていることとは異なります。改行されている場合、セルの幅を広げても、1行にはなりませんので、改行コードを削除しましょう。

ダイアログボックスでは、CtrlとJで改行コードが入力されますが、表示はされず空白のままに見えます。
でも、改行コードは確かに入力されています。

文字の最後に改行がある時、改行コードを入力することで、
それを削除したり、空白に置換すると、1行に表示されます。
セルの大きさは変わらないので、1行になるようセルの幅を設定できます。

その後、同じように別のセルなどで置換の作業をする場合、検索する文字列は空白ですが、前に入力した改行コードがまだあります。1度改行コードを削除してから、置換の入力をすることをお勧めします。

②SUBSTITUTE関数を使う

改行を削除したいセルを文字列で選択し、検索文字列では「CHAR(10)」と入力
SUBSTITUTE関数を使う方法もあります。改行を削除したいセルを文字列で選択し、検索文字列では「CHAR(10)」と入力します。置換文字列には、""で空白にします。

CHAR(キャラクター関数)で、「10(改行を表す)」を置換することになります。
式では、=SUBSTITUTE(改行を削除したいセル,"CHAR(10)","")
式では、=SUBSTITUTE(改行を削除したいセル,"CHAR(10)","")
となり、表示したいセルに入力します。すると1行に表示されます。

改行を置換・削除でまとめて作業できる!

改行コードを置換、削除することで、1つのセルから複数、さらには全てのセルで文字が見やすくできます。

縦長のセルから、普通の大きさ、さらには横長にセルや文字が表示されることで、シート全体をすぐに確認できます。

この方法は、まとめて行えるので、ぜひ早速使ってみてくださいね。


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