ExcelのSERIES関数とは?
Microsoft Excelには、「SERIES関数(シリーズ)」という関数があります。SERIES関数とは、Excelにおけるグラフの系列・データ範囲を表している関数です。SERIES関数は一般的な関数とは違い自分で関数を入力するのではなく、Excelでグラフを作成した際に自動的に作成される関数となっています。SERIES関数を用いてグラフを作成するのではなく、グラフを作成したからSERIES関数が作られるといった形ですね。
ExcelのSERIES関数の使い方
SERIES関数の数式
SERIES関数の数式は「=SERIES (系列名,軸ラベル,系列値,順序)」となっています。第1引数が「系列名」で、表内の系列名の範囲をセル番地で指定しています。第2引数が「軸ラベル」で、グラフにするデータをセル番地で指定しています。第3引数が「系列値」で、値が入力されているセルを系列値の引数として設定します。第4セルの「順序」で、グラフの中の系列の順番を表します一番左にある系列から順番に1・2…と番号を割り振っています。
SERIES関数の確認方法
要素の追加を行う
要素の追加は連続していない複数のデータに対しても可能なので、軸ラベルの引数と系列値の引数を変更することでそういったデータをグラフ化できることも覚えておくと役に立ちますよ。
凡例を入れ替える
注意点
SERIES関数はあくまでExcelにおいてグラフを作成した時に自動的に作成される関数なので、SERIES関数の中に他の数式・関数を追加することはできないという点には注意しましょう。当然ですが、VLOOKPU関数やIF関数などと組み合わせるといったこともできません。SERIES関数は「関数」とは題されていますが、関数として扱うといった考えを持たないようにすることをおすすめします。