Excelでシート名をセルに表示する方法とシート名の参照方法をご紹介!

Excelでシート名をセルに表示する方法とシート名の参照方法をご紹介!

シート名がたくさんある場合、似ているシートがある場合、シート名がセルに表示されていると大変便利です。似ているシートと区別しやすく、それを見ながら作業を快適にできます。さらに、別のシートを参照する時にも役立つ方法があります。その両方をご紹介します。


目次[非表示]

  1. Excelシートのセルにシート名を表示させたいのはなぜ?
  2. シート名をセルに表示させてみましょう
  3. シート名を参照する
  4. 表示されない場合の注意点
  5. 早速、活用してみましょう

Excelシートのセルにシート名を表示させたいのはなぜ?

趣味や仕事の便利技です。
ぜひ、参考にされてください。

シート名はあるけど、どうしてセルにも表示させると便利なのでしょうか?
幾つもあるシート名、連続しているシート、数多くシートがあるブック…皆さんシート名を確認する手間が省けると良いと感じたことはありませんか?
その悩みを解決する方法があります。

シート名が下にたくさん並んでいると、隠れてしまっていたり、似ているシート名もあるのではないでしょうか?

他のシートのデータを参照したい時に便利な方法があります。
開いているシート名を、そのシート内の分かりやすいセルに表示させておくと、迷うことなく作業がはかどります。
 

シート名をセルに表示させてみましょう

1.コピーするだけでもOK?

幾つかのシートだけという場合には、コピー&ペーストだけでも簡単に表示させることができます。

コピー&ペーストするだけ

Excelシートのコピーしたいシート名をダブルクリックして黒く表示させます。
そのまま、Ctrlキーを押しながらCを押すとコピーできる状態になります。
シート名を表示させたいセルを選択し、Ctrlキーを押しながらVを押すとペーストできます。

2.関数を使う

①CELL関数でファイルパスとファイル名をセルに表示させる

簡単な関数の入力だけで、ファイルの場所と、ファイル名をセルに表示させることができます。

シート名を表示させたいセルを選択して、数式を入力します。
=CELL("filename”,A1)
このセルA1は例で、選択しているセル(シート名を表示させたいセル)を入力します。
ファイルパス(ファイルのある場所)と、シート名が表示されます。

②RIGHT関数、LEN関数、FIND関数を使う

連続した月ごとのシートなどが多い場合、似ているシートがある場合にお勧めです。
 

数式

シート名を表示させたいセルを選択し、関数を入力します。
=RIGHT(CELL("filename",A2),LEN("CELL("filename",A2))
-FIND("]",CELL("filename",A")))
A2は例で、表示させたいセルを入力します。
 

関数の仕組みを知ると、覚えやすくなりますし、入力して作業をしていても仕事がはかどるので、もっと楽しくなります。

シート名を参照する

他のシートのデータを参照したい時がありますよね。
そんな時に活躍する方法、関数をご紹介します。

=と選択で参照

1つずつの入力なら、表示させたいセルをクリックし、
=参照シートのセルをクリック、Enterで表示されます。

INDIRECT関数で入力

シート名!参照したいセルを入力します。
例 1月!A1 … シート1!C5 など。

その隣のセルに、関数を入力します。ここに参照したデータが表示されます。
=INDIRECT(指定している参照したいデータがあるセル)
例 =INDIRECT(A1)

【(A1に)1月!A8と入力し、(B1に)=INDIRECT(A1)と入力すると、B1には1月のシートのA8のデータが表示されます。

RIGHT関数でシート名のファイルパス(ファイルのある場所)とシート名の文字数を抽出します。
その計算では、LEN関数で全体の文字数を数え、それからFIND関数で全体からファイルパスの文字数を引きます。残るのは、シート名だけとなります。
選択して指定したセルに、シート名が表示されます。

連続して入力

1つのセルにINDIRECT関数を入力して表示させたら、そのセルの右下にカーソルを持っていきます。
+になったら、ダブルクリックで連続入力ができます。

表示されない場合の注意点

関数を正しく入力しても、ファイルが保存されていない場合や、ファイル名に記号が含まれている場合、セルにシート名が表示されないことがありますので、ご確認してみて下さい。

早速、活用してみましょう

シート名が似ていて、月ごとに続くブックにはお勧めの情報です。

関数を入力しておけば、次にコピーしたシートですぐに使用していけます。
シートを探す時間短縮と、作業効率化になり、大変便利です。
早速、お試しになってみてくださいね。


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