Excelシートのセルにシート名を表示させたいのはなぜ?
趣味や仕事の便利技です。
ぜひ、参考にされてください。
シート名はあるけど、どうしてセルにも表示させると便利なのでしょうか?
幾つもあるシート名、連続しているシート、数多くシートがあるブック…皆さんシート名を確認する手間が省けると良いと感じたことはありませんか?
その悩みを解決する方法があります。
シート名が下にたくさん並んでいると、隠れてしまっていたり、似ているシート名もあるのではないでしょうか?
他のシートのデータを参照したい時に便利な方法があります。
開いているシート名を、そのシート内の分かりやすいセルに表示させておくと、迷うことなく作業がはかどります。
シート名をセルに表示させてみましょう
1.コピーするだけでもOK?
幾つかのシートだけという場合には、コピー&ペーストだけでも簡単に表示させることができます。
コピー&ペーストするだけ
Excelシートのコピーしたいシート名をダブルクリックして黒く表示させます。
そのまま、Ctrlキーを押しながらCを押すとコピーできる状態になります。
シート名を表示させたいセルを選択し、Ctrlキーを押しながらVを押すとペーストできます。
2.関数を使う
①CELL関数でファイルパスとファイル名をセルに表示させる
簡単な関数の入力だけで、ファイルの場所と、ファイル名をセルに表示させることができます。
シート名を表示させたいセルを選択して、数式を入力します。
=CELL("filename”,A1)
このセルA1は例で、選択しているセル(シート名を表示させたいセル)を入力します。
ファイルパス(ファイルのある場所)と、シート名が表示されます。
②RIGHT関数、LEN関数、FIND関数を使う
連続した月ごとのシートなどが多い場合、似ているシートがある場合にお勧めです。
数式
シート名を表示させたいセルを選択し、関数を入力します。
=RIGHT(CELL("filename",A2),LEN("CELL("filename",A2))
-FIND("]",CELL("filename",A")))
A2は例で、表示させたいセルを入力します。
関数の仕組みを知ると、覚えやすくなりますし、入力して作業をしていても仕事がはかどるので、もっと楽しくなります。
シート名を参照する
他のシートのデータを参照したい時がありますよね。
そんな時に活躍する方法、関数をご紹介します。
=と選択で参照
1つずつの入力なら、表示させたいセルをクリックし、
=参照シートのセルをクリック、Enterで表示されます。
INDIRECT関数で入力
シート名!参照したいセルを入力します。
例 1月!A1 … シート1!C5 など。
その隣のセルに、関数を入力します。ここに参照したデータが表示されます。
=INDIRECT(指定している参照したいデータがあるセル)
例 =INDIRECT(A1)
【(A1に)1月!A8と入力し、(B1に)=INDIRECT(A1)と入力すると、B1には1月のシートのA8のデータが表示されます。
連続して入力
1つのセルにINDIRECT関数を入力して表示させたら、そのセルの右下にカーソルを持っていきます。
+になったら、ダブルクリックで連続入力ができます。
表示されない場合の注意点
関数を正しく入力しても、ファイルが保存されていない場合や、ファイル名に記号が含まれている場合、セルにシート名が表示されないことがありますので、ご確認してみて下さい。
早速、活用してみましょう
シート名が似ていて、月ごとに続くブックにはお勧めの情報です。
関数を入力しておけば、次にコピーしたシートですぐに使用していけます。
シートを探す時間短縮と、作業効率化になり、大変便利です。
早速、お試しになってみてくださいね。