Excelにパスワードを設定する方法と解除方法!【シート/ファイル/ブック】

Excelにパスワードを設定する方法と解除方法!【シート/ファイル/ブック】

Excelでは、Excelのファイルそのものやシート・ブックにパスワードを設定して保護することができますよ。この記事では、Excelのファイル・シート・ブックにパスワードを設定する方法と解除方法・またパスワードを忘れた場合の対処法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. Excelにパスワードを設定する方法
  2. Excelのパスワードを解除する方法
  3. パスワードを忘れた場合は?

Excelにパスワードを設定する方法

Excelでは、ファイル・ブック・シートにパスワードを設定してロックすることができますよ。

Excelのファイルにパスワードを設定する方法

ウィンドウ上部タブの「ファイル」をクリック
Excelのファイルにパスワードを設定する方法ですが、まずはウィンドウ上部タブの「ファイル」をクリックしましょう。
「名前を付けて保存」をクリック
ファイルの各種項目が開くので、左側メニューの「名前を付けて保存」をクリックしましょう。
「参照」をクリック
「名前を付けて保存」項目が表示されるので、「参照」をクリックしましょう。
名前を付けて保存のダイアログボックスの「ツール」ドロップダウンメニューをクリック→「全般オプション」をクリック
名前を付けて保存のダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックス右下の保存ボタンの左側に「ツール」ドロップダウンメニューがあるのでクリックしてメニューを開き、「全般オプション」をクリックしましょう。
「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」を入力して「OK」をクリック
全般オプションウィンドウが開き、「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」の入力欄が表示されます。これらの入力欄に設定したいパスワードを入力して「OK」をクリックしましょう。

読み取りパスワードと書き込みパスワードは一緒のものでなくても問題ありません。というより、セキュリティを高めるためにそれぞれ違うパスワードにすることをおすすめします。

「パスワードをもう一度入力してください。」欄に設定したパスワードを入力して「OK」をクリック
「パスワードの確認」ウィンドウが開き、読み取りパスワードと書き込みパスワードの入力を求められます。「パスワードをもう一度入力してください。」欄に設定したパスワードを入力して「OK」をクリックしましょう。

あとは名前を付けて保存のダイアログボックスに戻るので、「保存」をクリックしてファイルを保存しましょう。

Excelのブックにパスワードを設定する方法

Excelのブックにも、パスワードを設定することができます。ブックにパスワードを設定すると、シートの追加や移動・名前の変更・削除・非表示といった操作や非表示のシートを表示させることができなくなるため、各シートの構成の保護ができますよ。

上部タブの「校閲」をクリック→「保護」メニューの「ブックの保護」をクリック
ブックにパスワードを設定するには、ウィンドウ上部タブの「校閲」をクリックして開き、「保護」メニューの「ブックの保護」をクリックしましょう。
「シート構成とウィンドウの保護」ウィンドウの「パスワード」欄にパスワードを入力して「OK」をクリック
「シート構成とウィンドウの保護」ウィンドウが表示されるので、「パスワード」欄にパスワードを入力して「OK」をクリックしましょう。
「パスワードをもう一度入力してください。」欄にパスワードを入力して「OK」をクリック
「パスワードの確認」ウィンドウが開くので、「パスワードをもう一度入力してください。」欄にパスワードを入力して「OK」をクリックすることでブックにパスワードを設定することができますよ。

Excelのシートにパスワードを設定する方法

Excelでは複数のシートを作成することができますが、特定のシートのみパスワードを設定して保護するといったことも可能ですよ。

パスワードを設定したいシートを開いた状態で画面上部タブの「ホーム」をクリック→「セル」メニューの「書式」をクリック→「シートの保護」をクリック
シートにパスワードを設定するには、パスワードを設定したいシートを開いた状態で画面上部タブの「ホーム」をクリックして開き、「セル」メニューの「書式」をクリックしてメニューを開きます。書式メニューの「シートの保護」をクリックしましょう。
「シートの保護を解除するためのパスワード」入力欄にパスワードを入力したら「OK」をクリック
「シートの保護」ウィンドウが表示されます。「シートの保護を解除するためのパスワード」入力欄にパスワードを入力したら「OK」をクリックしましょう。
「パスワードをもう一度入力してください。」欄にパスワードを入力して「OK」をクリック

「パスワードの確認」ウィンドウが開くので、「パスワードをもう一度入力してください。」欄にパスワードを入力して「OK」をクリックすることでシートにパスワードを設定してシート保護を行うことができますよ。

Excelのパスワードを解除する方法

Excelのファイルのパスワードを解除する方法

「パスワード」ウィンドウの入力欄にパスワードを入力して「OK」をクリック
ファイルを開くと「パスワード」ウィンドウが表示されるので、入力欄にパスワードを入力して「OK」をクリックしましょう。
ファイルが開けたら「ファイル」をクリック
ファイルが開けたら、ウィンドウ上部タブの「ファイル」をクリックしましょう。
メニューの「名前を付けて保存」をクリック
ファイルの各種項目が開くので、左側メニューの「名前を付けて保存」をクリックしましょう。
「名前を付けて保存」項目の「参照」をクリック
「名前を付けて保存」項目が表示されるので、「参照」をクリックしましょう。
名前を付けて保存のダイアログボックスの「ツール」ドロップダウンメニューをクリック→「全般オプション」をクリック
名前を付けて保存のダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックス右下の保存ボタンの左側に「ツール」ドロップダウンメニューがあるのでクリックしてメニューを開き、「全般オプション」をクリックしましょう。
「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」のパスワードを消去→「OK」をクリック
全般オプションウィンドウが開き、「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」の入力欄が表示されるので、これらの入力欄に設定されているパスワードを消去して空白にした状態で「OK」をクリックして、名前を付けて保存ダイアログボックスに戻ったらファイルを上書き保存しましょう。

これで、Excelのファイルのパスワードを解除することができます。

Excelのブックのパスワードを解除する方法

「校閲」タブをクリックして開き、「保護」メニューの「ブックの保護」をクリック
Excelのブックのパスワードを解除するには、ウィンドウ上部の「校閲」タブをクリックして開き、「保護」メニューの「ブックの保護」をクリックしましょう。
「ブック保護の解除」ウィンドウの入力欄にパスワードを入力して「OK」をクリック
「ブック保護の解除」ウィンドウが表示されるので、入力欄にパスワードを入力して「OK」をクリックしましょう。

これでブックのパスワードが解除されますよ。

Excelのシートのパスワードを解除する方法

「校閲」タブをクリックして開き、「保護」メニューの「シート保護の解除」をクリック
Excelのシートのパスワードを解除するには、ウィンドウ上部の「校閲」タブをクリックして開き、「保護」メニューの「シート保護の解除」をクリックしましょう。
入力欄にパスワードを入力して「OK」をクリック
「シート保護の解除」ウィンドウが表示されるので、入力欄にパスワードを入力して「OK」をクリックしましょう。

「シート保護の解除」ボタンが「シートの保護」になっていれば、パスワードは解除されていますよ。

パスワードを忘れた場合は?

もしExcelで設定したパスワードを忘れた場合は、パスワード解析ソフトの「Excel UnPassword」を利用してみましょう。

「ダウンロードはこちら」のテキストリンクをクリックしてダウンロード→解凍して「eup040.xls」を開く
下記リンク先にアクセスして、「ダウンロードはこちら」のテキストリンクをクリックして圧縮ファイルをダウンロードします。解凍したら、「eup040.xls」を開きましょう。
acchi.cc ソフト紹介
「表示」タブをクリックしてメニューから「マクロ」をクリック
Excelが開くので、「表示」タブをクリックしてメニューから「マクロ」をクリックしましょう。
マクロウィンドウ
マクロウィンドウが開きます。「run_ExcelUnPassword_menu」という名前のマクロが3つあり、「menu」はファイル・「book」はブック・「sheet」はシートに対応しています。選択したら「実行」をクリックして、「Input File」にファイルパスを指定して「Start」解析を行うことで、総当りでパスワード解析を行えますよ。

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