【Excel】条件付き書式で複数条件を指定する方法をご紹介!

【Excel】条件付き書式で複数条件を指定する方法をご紹介!

Excelの条件付き書式は、シートを見やすくする機能としてとても重宝します。そんな条件付き書式で複数条件を指定したことはあるでしょうか?条件付き書式は1つだけでなく2つ以上設定することができます。今回は条件付き書式に複数条件設定する方法を紹介していきます。


目次[非表示]

  1. 【Excel】条件付き書式で複数条件を指定する方法
  2. 【Excel】OR/AND関数を使って複数条件を指定する方法

【Excel】条件付き書式で複数条件を指定する方法

Excelには指定した条件に合わせてセルのテキストカラーや背景色を変更できる条件付き書式があります。

ですが、この条件付き書式を複数指定する方法を知っていますか?

Excelでは一つのセルに複数の条件付き書式を設定することで、入力内容に合わせて様々な書式にすることができます。

それでは早速複数の条件付き書式を設定する方法を見ていきましょう。

条件付き書式を与えるセルを選択
まずは条件付き書式を与えるセルを選択します。
ホームメニューの「条件付き書式」をクリックして「ルールの管理」を選択
選択したら、ホームメニューの「条件付き書式」をクリックして「ルールの管理」を選択します。
「条件付き書式ルールの管理」画面の[新規ルール]をクリック
「条件付き書式ルールの管理」画面の[新規ルール]をクリックします。
好きなルール(条件式)を選択してルールを追加
この画面から好きなルール(条件式)を選択してルールを追加します。
追加するとルール管理画面に条件付き書式が追加
追加するとルール管理画面に条件付き書式が追加されるはずです。

複数の条件付き書式を設定したい場合、もう一度[新規ルール]をクリックするところからルール追加を行うことで複数条件指定できます。

好きなだけ条件付き書式を追加
このように、好きなだけ条件付き書式を追加することができるので、条件付き書式を使う方は覚えておくといいでしょう。

基本的にはこの方法で複数の条件付き書式を設定することができます。

ですが、「数値が10以上30未満かつ隣のセルが空白じゃなかった時」といった複数の条件が同時に一致しなければならない条件式だった場合はどうでしょうか?

新しい書式ルール
「数値が〇〇以上〇〇以下」といったシンプルなものであればあらかじめ用意されているルールから追加できますが、複雑な場合はそうもいきません。

続いては、そんな複雑な条件式を組み立てることもできる方法を紹介します。

【Excel】OR/AND関数を使って複数条件を指定する方法

Excelの関数を使った条件付き書式で複数条件指定するにはOR関数・AND関数を使用します。

数式
これらの関数を使うことで、複数条件まとめて指定することができます。

ちなみに、エクセル使える関数を条件付き書式に使えるルールは「数式を使用して書式設定するセルを決定」ですので、覚えておいてください。

上手く複数条件を組み合わせるにはOR関数とAND関数の違いと使い方をそれぞれ学ぶ必要があるので詳しく紹介していきます。

OR関数

OR関数は「AまたはB」のときに書式を変更するといった場合に使用します。

関数の書き方は以下のとおりです。

OR(条件式,条件式,...)

複数条件をカンマで区切っていくことで、いくらでも条件を指定できます。

例えばA1セルの文字列が「Hello」・「こんにちわ」・「ニーハオ」のいずれかという条件の場合は以下のようになります。

OR(A1="Hello",A1="こんにちわ",A1="ニーハオ")

もちろん文字列だけでなく数値も指定できるので、「A1セルの数値が10以上、または文字列がNANのとき」といった条件も指定できます。

AND関数

AND関数は「AかつB」のときに書式を変更するといった場合に使用します。

関数かnの書き方はOR関数と同じです

AND(条件式,条件式,...)

もしA1セルが「10以上かつ30未満の時」と言った場合は以下のように記述します。

AND(A1>=10,A1<30)

このように、条件を絞り込みたい時に役立つのがAND関数です。

もちろん数値やただの文字列だけでなく、日付や時間でも条件を指定できます。

OR関数とAND関数を組み合わせる

こちらは応用編です。

複雑な条件付き書式の設定方法を身につけたい方は参考にしてみてください。

例えば以下の条件を満たす条件式はどのように組めば良いのでしょうか?

「数値が100未満かつ2で割り切れる、または数値が100以上」

この場合の条件式はこのようになります。

OR(AND(A1<=100,MOD(A1,2)=0,A1>100)

やや複雑ですが、少し分かりやすくすると
OR(「AND(数値が100未満かつ2で割り切れる),数値が100以上)
という形になります。

それぞれの仕組みを理解できればOR関数とAND関数を自由自在に組み合わせて条件付き書式を書けるようになるでしょう。

OR/AND関数だけでは難しいくらい複雑な条件であってもIF関数を組み合わせて使うことでほとんどの条件に対応できるので頑張ってみてくださいね。


関連記事