iPhoneの白ロムとは?使い方やメリット、見分ける方法など徹底解説!

iPhoneの白ロムとは?使い方やメリット、見分ける方法など徹底解説!

iPhoneには白ロムと呼ばれている端末が存在します。この白ロムとは一体どういうことを指しているかご存知ですか?今回はiPhoneの白ロムとは何のことなのか、白ロムのメリットやデメリットを紹介していきます。また、白ロムと似た赤ロムについても解説します。


目次[非表示]

  1. 白ロムのiPhoneとは?
  2. 白ロムのiPhoneを利用するメリット
  3. 白ロムのiPhoneを利用するデメリット
  4. 白ロム・赤ロムを見分ける方法

白ロムのiPhoneとは?

白ロムiPhoneというものを聞いたことがあるでしょうか?

白ロムというと白色のiPhoneなのかと思うかもしれませんが、決してそういう意味ではありません。白ロムのiPhoneとは、SIMカードがはいっていない状態のiPhoneのことで、キャリア回線を使うには別途SIMカードを挿入する必要があります。

SIMフリーiPhoneとの違いは?

よくSIMフリーiPhoneと混同されますが、SIMフリーiPhoneは使えるSIMカードの契約会社が制限されないiPhoneのことで、どのSIMカードでもSIMカードサイズさえ適応していたら使用することができます。

それに対して白ロムiPhoneは、SIMカードがはいっていないだけのiPhoneのことであり、白ロムだからSIMフリーとは限りません。例えばSIMロックが掛かっているDocomoのiPhoneからSIMカードを抜き取ったとしましょう。

この場合、DocomoにSIMロックされている白ロムiPhoneということになります。詳しくは後述しますが白ロムのほかに赤ロムも存在します。

白ロムのiPhoneを利用するメリット

白ロムiPhoneを使うメリットはいくつかありますので順番に見ていきましょう。

白ロムiPhoneは安いことが多い

白ロムiPhoneはスマホの契約関係の都合から、流通しているもののほとんどが中古品です。

そのため、iPhone本体の価格も全体的に新品よりも安く購入しやすいメリットがあります。中古品の場合バッテリーが少し劣化しているかもしれませんが、バッテリー交換は数千円で行えるので、バッテリーの寿命がすぐに来てしまったとしても、新品を購入するよりかはお得になるでしょう。

中古のiPhoneは抵抗がある場合

どうしてもパソコンやスマホは新品じゃないと不安という方は、Apple公式サイトもしくはApple Storeで直接購入するのがおすすめです。Apple公式から購入する場合は間にauやDocomoなどの通信キャリアが介入しないため、SIMカードがはいっていない白ロムiPhoneを入手することができます。

購入する際にお得な通信キャリアをおすすめされることがありますが、そういったものはすべて断ってください。

Apple公式サイトの「Y!mobile SIMカード」
Apple公式サイトの場合だと「Y!mobile SIMカード」があります。

こういったSIMカードを同時に購入してしまうと、はじめからSIMカードがはいった状態になることが多く、白ロムiPhoneを買ったつもりが白ロムでないiPhoneが届くことになります。

契約期間の縛りがない

白ロムiPhoneはキャリアから購入することはないため、契約期間の縛りはありません。

そのため、白ロムiPhoneを購入したあとに契約期間の縛りがゆるい、もしくはまったくない格安SIMと組み合わせるようにしたら、いつでも通信回線の乗り換えを行えます。

また、機種変更も好きなタイミングで行える(契約期間更新に合わせたキャンペーンで急かされることがない)ので、精神的にもゆとりができるでしょう。

白ロムのiPhoneを利用するデメリット

白ロムiPhoneは契約期間のしばりがなく自由度が高いですが、いくつかデメリットも存在します。

SIMロックが掛かっている可能性がある

「白ロムiPhone=SIMフリーiPhone」ではないため、SIMフリーだと勘違いしていると、白ロムiPhoneを購入したらSIMロックがかかっていて手持ちのSIMカードが使えなかったということになりかねません。

中古ショップで直接購入するときは必ず店員に聞き、ヤフオクやメルカリなどネットで購入する際はSIMフリーの有無やどのキャリアのSIMロックが掛かっているか必ず確認しましょう。

中古品の場合、分割払いができない

白ロムiPhoneのほとんどが中古品ですが、中古品の分割払いに対応しているお店は殆ど無いでしょう。

そのお店自体がクレジットカードによる分割払いに対応していたら話は別ですが、基本的には一括払いです。

新品よりも安いとはいえ、一台数万円はするiPhoneですので、購入する時はある程度予算を用意してから購入するようにしましょう。

分割したい場合はApple公式から購入

中古ではなく新品の購入にはなりますが、Appleは分割払いに対応しているので白ロムiPhoneも一ヶ月あたりの負担を抑えて購入することができます。

分割払いの手数料が気になるかもしれませんが、Oricoを使えば24ヶ月まで分割手数料0%にできるのでおすすめです。

ただし、Apple公式サイトで購入できるのは最新のiPhoneのみ(現在はiPhone11シリーズと第2世代iPhone SE)です。iPhone7やiPhone8といった過去の製品は取り扱っていないので注意しましょう。

白ロム・赤ロムを見分ける方法

SIMカードが入っていないiPhoneには白ロムだけでなく赤ロムが存在します。

赤ロムとは、白ロムのうち以下のいずれかに当てはまるものをいいます。

  • 料金の未払いがある
  • 不正な契約で入手されている
  • 盗難・窃盗により流出したiPhoneである
いわゆる不正入手・料金未払いがあるiPhoneのことで、赤ロムiPhoneを手にしてしまうと、ある日突然iPhoneが使えなくなったり窃盗の疑いをかけられてしまう可能性があります。明らかに状態がいいのに他と比べて激安で売られている場合は要注意です。

この白ロム・赤ロムを見分ける方法ですが、実はiPhone毎に割り当てられている固有番号であるIMEIを使って簡単に調べることができます。

そのため、オークションサイトに出品している方も白ロムであることを証明するためにIMEI番号を公表していることが多いです。

赤ロムかどうか調べるには、以下のネットワーク利用制限携帯電話機照会ページにアクセスします。

ネットワーク利用制限携帯電話機照会
IMEI番号を入力する
ここにIMEI番号を入力します。

IMEI番号の確認方法については以下の記事をご覧ください。

【簡単】iPhoneのIMEI番号を確認する方法をご紹介!

iPhoneには、製造番号(シリアルコード)の役割を持つIMEI番号が割り当てられています。修理の際などに必要となる番号ですが、このIMEI番号を調べる方法を知ってるでしょうか?今回はiPhoneのIMEI番号を調べる方法を解説していきます。

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ネットワーク利用制限状態の表示
するとネットワーク利用制限状態が表示されます。

「状態」の欄が◯になっていたら赤ロムではないことを示しています。ですので、中古の白ロムiPhoneを購入する際は事前にIMEI番号を聞いて調べるようにしましょう。


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