拡張子「.scr」のファイルとは?
Windowsのパソコンの中には、拡張子が「.scr」のファイルが保存されています。この.scrのファイルは一体何のファイルなのか気になったことはありませんか?
拡張子が.scrのファイルは「スクリーンセーバー」のファイルとなります。スクリーンセーバーとは、パソコンを一定時間放置するとデスクトップ画面に映し出されるアニメーションのことを指します。Windows10及び現在のパソコン環境ではなかなか使用することが少ない機能ですね。
スクリーンセーバーは、古くはCRTモニタの画面の保護を行うため重要な機能でした。CRTモニタでは画面を放置してそのままにしてしまうと、画面の焼付きが起きてしまうからです。しかし、現在主流である液晶ディスプレイでは画面の焼付きは起こらないのでスクリーンセーバーを使用しても意味がない…どころかスクリーンセーバーが稼働することによって液晶のバックライトに負担をかけてしまい寿命の無駄遣いになってしまうため、使用することは少なくなりました。ただ本当に意味はないわけではなく、離席中のプライバシー保護といった点で役に立っています。
拡張子「.scr」のファイルはWindowsの中のどこにある?
拡張子「.scr」がスクリーンセーバーという機能のファイルであることを説明しましたが、.scrのファイルはWindowsの中のどこにあるのか気になったことはありませんか?
もし.scrファイルが「C:\Windows\System32」以外の場所に保存されているようであれば要注意です。スクリーンセーバーのファイルに偽装したウイルスかもしれません。もしSystem32フォルダ以外の場所に.scrファイルがあった場合は、アンチウイルスソフトでスキャンを行いましょう。