StrokesPlusの導入方法・日本語化と使い方をご紹介!

StrokesPlusの導入方法・日本語化と使い方をご紹介!

マウスジェスチャーをアクションで登録することでパソコン操作を自動化するスクリプトを実行できる「StrokesPlus」。StrokesPlusを使いこなせればPCがさらに便利になります。今回はそんなStrokesPlusの導入方法や使い方について解説します。


目次[非表示]

  1. StrokesPlusとは?
  2. StrokesPlusの導入方法
  3. StrokesPlusの設定と日本語化
  4. StrokesPlusの使い方
  5. まとめ

StrokesPlusとは?

StrokesPlusとは、日常的に行うような繰り返しの手作業を効率化・自動化することに役立つフリーソフトです。

最大の特徴が、Lua言語を使ってスクリプトをプログラミングできるということです。操作自動化というと、予め決められた操作(マウスクリック・マウスカーソルの移動・キー入力など)から選択する方式が多いため、操作を自動化できるといってもある程度の制限がありました。

ですが、StrokesPlusはLua言語でできることなら何でもできてしまうため、プログラミングスキルがある方にとってとても使いやすい効率化ソフトといえるでしょう。Lua言語はC言語やJava・PHPなどと違ってメジャーなプログラミング言語ではないため今まで一度も触ったことがないっていう方も多いと思います。

ですが、Lua言語は文法が非常にシンプルであるため、何らかのプログラミング言語の基礎を習得しているのであればすぐにLua言語も使えるようになります。もちろんLua言語・プログラミングスキルが全くない方でも使えるように予めアクション(マウス操作やキー操作など)が用意されているのもポイントの一つです。

StrokesPlusの導入方法

それではStrokesPlusを導入していきましょう。StrokesPlusはインストール版とポータブル版の2種類がありますが、どちらを利用しても構いません。

StrokesPlusも公式サイトからダウンロードすることが可能ですが、公式サイトからダウンロードする場合はアカウントの作成が必要になるためVectorからダウンロードするのがいいでしょう。

StrokesPlus - Vector
「StrokesPlus(64bit版)」の[ダウンロード]を選択
Vectorにアクセスしたら少し下にスクロールして「StrokesPlus(64bit版)」の[ダウンロード]を選択します。
「このソフトを今すぐダウンロード」をクリック
「このソフトを今すぐダウンロード」をクリックするとStrokesPlusのインストーラーがダウンロードされます。

ダウンロードしたインストーラを起動しましょう。

セットアップウィザード
セットアップウィザードが開始されるので[Next]を押して先に進みます。
[I accept the agreement]にチェックを入れて進む
ライセンスが表示されます。[I accept the agreement]にチェックを入れて次に進みましょう。
インストール先を指定
インストール先はそのままで大丈夫です。

このあと日本語化パッチをあてる作業を行いますので、変更する際は注意してください。

スタートメニューフォルダを指定
スタートメニューフォルダに関してもそのまま変更せず次に進んでください。
[Install]をクリック
最後に[Install]を押したらStrokesPlusがインストールされます。
インストール実行中のメッセージ
インストール実行中このようなメッセージが表示されますが、[OK]を押してそのまま進めるとインストールが完了します。

これでStrokesPlusの導入が完了しました。

StrokesPlusの設定と日本語化

StrokesPlus
StrokesPlusはデフォルトで日本語に対応しておらず、すべて英語表記となっています。

言語設定が用意されているわけでもないので、日本語化パッチを使って日本語設定にしていきましょう。日本語化パッチはこちらのページで配布されています。

StrokesPlus - 日本語化パッチ
「Download」から日本語化パッチをダウンロード
ページ内の「Download」から日本語化パッチをダウンロードできます。

ダウンロードリンクが二つありますがどちらからダウンロードしても構いません。

ダウンロードした日本語化パッチを解凍
ダウンロードした日本語化パッチを解凍すると、フォルダにいくつかファイルが入っていることが確認できます。
エクスプローラーのフォルダパス欄に「%appdata%」と入力
続いて日本語化パッチの適用を行っていきますが、まずはエクスプローラーのフォルダパス欄に「%appdata%」と入力してフォルダを開きます。
ActionHelp.xmlとLanguage.xml
「StrokesPlus」というフォルダが見つかるはずですが、そのフォルダに先ほどダウンロードしたActionHelp.xmlとLanguage.xmlをコピーして上書きします。
日本語化されたStrokesPlus
この状態でStrokesPlusを起動すると日本語化されています。

StrokesPlusのヘルプも日本語化することが出来ますが、StrokesPlusは優秀な日本語ヘルプサイトが公開されているため必要ないでしょう。

StrokesPlus - ヘルプページ

StrokesPlusの使い方

ここからはStrokesPlusの使い方をみていきましょう。

アクションの起動

StrokesPlusには初めから基本的な操作のアクションが登録されています。

登録済みのアクションの一覧表示
StrokesPlusを起動すると登録済みのアクションが一覧表示されているのが確認できます。

これらのマウスジェスチャーはマウスを右クリックしながら動かすことで実行することができ、登録済みアクションに合致するマウス操作を行った場合、対応するアクションのスクリプトが起動します。

逆Vジェスチャーを実行
例えばこちらの逆Vジェスチャーを実行するとF5キーを押したときと同じ操作が行われます。SafariやChromeなどのブラウザであればページがリロードされます。

StrokesPlus実行中は右クリックし続けると青い線が表示されるようになり、それがジェスチャーのもととなるので覚えておくといいでしょう。

アクションの登録

あらかじめ登録されているアクションではなく、オリジナルのアクション・マウスジェスチャーを登録することもできます。

[アクション追加]をクリック
新たにアクションを登録したい場合は、左下の[アクション追加]から行います
アクション名を設定
アクション名を設定しますが、日本語(全角文字)は使用できないので注意しましょう。
[新規]を押す
次に[新規]を押してジェスチャーを設定します。

ジェスチャーは右クリックしながらマウスを動かすことで設定できます。

ジェスチャーに名前をつける
ジェスチャーを書いたらジェスチャーに名前をつけましょう。こちらも日本語禁止なので気をつけてください。
ジェスチャーの新規登録
これでジェスチャーが新規登録されました。

あとはアクションに対応するスクリプトを書き込んでいくのみです。

スクリプトの編集

アクションごとに登録できるスクリプトにはLua言語が使われているため、非常にカスタマイズ性が高いスクリプトとなっています。

右下のテキストボックスでスクリプトを編集
スクリプトの編集はアクションを選択した後に表示される右下のテキストボックスから行います。

スクリプトに記述できる関数には何があるのかについては逐一調べる必要がありますが、日本語の公式リファレンスがあるのでそちらを参考にするといいでしょう。

StrokesPlus - 日本語リファレンス

自分でオリジナルのスクリプトを構築できるようになるのが一番ですが、StrokesPlusで何を自動化すればいいのかわからない方向けに、配布されているオススメのスクリプトなどをまとめた記事を別で公開していますので、StrokesPlusを使いこなしたい方は参考にするといいでしょう。

StrokesPlusのスクリプトの導入方法とおすすめを紹介!

StrokesPlusはスクリプトを記述することで様々なパソコン操作を自動化できます。プログラミング知識がある方だと全ての動作を自動化してしまうことも不可能ではありません。今回はStrokesPlusで使えるオススメのスクリプトや導入方法について紹介します。

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まとめ

StrokesPlusは日常的に繰り返し行う操作を自動化する非常に便利なスクリプトツールです。

操作の自動化について慣れていない人は使いこなすまで少し時間がかかるかもしれませんが、使いこなすことができたらパソコン操作がさらに効率的になるでしょう。


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