Excelでテキストボックスの内容をセル参照させたい
Microsoft Excelでテキストボックスの内容をセル参照させたいと思ったことはありませんか?Excelでテキストボックスや図形を挿入した際に、その中で数式やセル参照を入力してもただの文字列として入力されてしまうため、困っているユーザーの方もいらっしゃるかと思います。
そこで、テキストボックスや図形の中に数式・セル参照を入力するのではなくテキストボックス・図形に直接セル参照をさせてみましょう。この記事では、Excelでテキストボックスの内容をセル参照させる方法をご紹介していきます。
Excelでテキストボックスの内容をセル参照させる方法
それでは、Excelでテキストボックスの内容をセル参照させる方法を説明します。テキストボックスの挿入方法ですが、ウィンドウ上部の「挿入」タブをクリックしてリボンメニューを開き「テキスト」項目の「テキストボックス」をクリックして「横書きテキストボックスの描画」か「縦書きテキストボックス」を選択しましょう。あとはテキストボックスの範囲をドラッグ操作で指定すれば、テキストボックスを作成することができますよ。

画像の例では、A1セルに「テキストボックスなう」と入力しています。この状態でテキストボックスを作成しておきます。テキストボックス内には何も入力していません。
テキストボックスを選択した状態で数式バーをクリックして、セル参照させたいセルを入力します。画像例ではA1セルを参照したいので、「=A1」と入力しています。入力したら、Enterキーを押しましょう。
すると、テキストボックスがA1セルを参照するのでテキストボックス内にA1セルに入力されているテキストである「テキストボックスなう」が表示されますよ。
テキストボックスはA1セルを参照している状態となっているので、この状態でA1セルの内容を変更してみます。
A1セルのテキストを変更した場合は、テキストボックス内のテキストもしっかりと反映してくれますよ。
ちなみにセル参照をしているわけなので、関数を入力していてもその結果をテキストボックスに出力させることができます。画像例ではA1セルに「=SUM(B2:C2)」と入力していますが、テキストボックスにも結果が反映されていることが分かりますね。
ちなみに、テキストボックス内に表示されているデータに対してフォントやフォントサイズを変更したり太字・斜体・下線での強調を行うことも可能です。元のデータに対しては変更は行われないので、ご安心ください。