ExcelのLET関数とは?
Microsoft Excelで使用できる関数の1つに、「LET関数(レット)」というものがあります。LET関数は他の関数に比べると少し分かりづらい関数で、プログラムにおける「変数」のように値や数式に対して名前を付けて別の場所で再利用できるようにすることが可能な関数となっています。
LET関数は実装された時期が比較的新しい関数なので、現時点(2023年7月)で使用できるバージョンは「Excel2021」・「Office365」のみとなっています。Office2019以前のバージョンを使用している場合は、LET関数を使用することはできないので注意しましょう。この記事では、ExcelのLET関数の使い方についてご紹介していきます。
ExcelのLET関数の使い方
それでは、ExcelのLET関数の使い方を説明していきます。まずは、LET関数の数式から説明します。LET関数の数式は「=LET(名前1,名前値1,名前2,名前値2,…,計算式)」となっています。第1引数の「名前1」で、1つ目の名前の定義を行います。使用できるのは英字・漢字・ひらがな・カタカナ・記号です。第2引数の「名前値1」で、名前1に値・式・セル参照を指定します。第3引数は「名前2」で2つ目の名前を定義して「名前値2」の設定を行うか、「計算式」で関数内で定義した名前を参照した計算を行います。「名前1」・「名前値1」・「計算式」の引数は必須となります。
LET関数関数は自由度が高いため最初は理解しにくいかもしれませんが、同じ内容や繰り返される数式に対して名前を付けることで簡単に再利用することができるという点が優れている関数です。Excel 2021・Office 365を導入しているユーザーの方は、ぜひLET関数を使用してみてくださいね。ExcelのLET関数の基本的な使用方法の説明は、以上となります。