WordPressで記事を限定公開したい
ブログ作成やホームページ制作に便利なWordPress。WordPressでは自由に記事を執筆して公開することができますが、一部の人にだけ記事を見せる方法があることを知っていますか？
WordPressには3種類の公開オプション「公開・パスワード公開・非公開」がありますが、これらのうち「パスワード公開」の公開オプションを選択することで一部の人にだけ記事を見せることができます。
WordPressで記事を限定公開する方法
WordPressを限定公開する主な方法はパスワード公開機能を使う方法です。
やり方
一番簡単な方法がWordPress標準機能であるパスワード公開機能を使うことです。
パスワード公開機能を使うと閲覧前にパスワード入力を要求され、パスワードがわからない人は記事を見ることができません。
![「公開状態」の右側にある[編集]をクリック](http://cdn2.aprico-media.com/production/imgs/images/000/055/820/original.png?1591882922)
設定したら[OK]を押して編集画面を閉じ、[公開]をクリックします。
ここに先ほど設定したパスワードを入力して[確定]を押します。これで記事を閲覧できるはずです。
もし自分がパスワードを忘れてしまった場合は、投稿編集画面でパスワードを再編集できるのでそちらで確認しましょう。
パスワード入力をさせたくない場合
パスワード公開の場合、必ずパスワード入力を要求されます。もし、URLさえ知っていたらアクセスできる状態にしたい場合は、functions.phpに下記コードを追加します。
function custom_smart_password_form($html) {
global $post;
$password = @$_GET['post_password'];
if ( isset($password) ){
$html .= <<<EOM
<script>
window.addEventListener("DOMContentLoaded", function(){
jQuery('[name="post_password"').val('{$password}');
setTimeout(function(){
var urlBeforeQuery= location.href.split("?")[0];
window.history.pushState({}, document.title, urlBeforeQuery );
jQuery('[type="submit"]')[0].click();
}, 100);
});
</script>
EOM;
}
return $html;
}
add_filter( 'the_password_form', 'custom_smart_password_form' );
これで、パスワードなしでパスワード保護された限定公開の記事を開くことができます。
実際に使用する場合は、ページURL末尾に「?post_password=XXX」を追記したURLを使います。XXXは記事に設定している実際のパスワードです。
例えば「https://aprico-media.com/sample」にパスワード「1234」を設定していた場合、URLは「https://aprico-media.com/sample?post_password=1234」となります。
新着記事一覧に表示させたくない場合
パスワード保護の場合、新着記事一覧に表示されるため記事を閲覧することはできなくてもパスワード入力画面を表示することは可能です。
固定ページであれば新着記事一覧に表示されないので、完全に限定公開にすることができます。ただしパスワードを設定することは忘れないようにしましょう。
万が一URLが第三者にバレたら閲覧されてしまいます。
ここまでの方法を知っていたらWordPressで限定公開の記事を作成することが可能です。