スプレッドシートのチェックボックスで出来ること
Googleアプリのスプレッドシートは、Microsoft Office Excelとほぼ同様の表計算機能を有しています。そこで、スプレッドシートを使ってチェックボックスを使い、ToDoリスト・所持品リストなどを作成したいと思ったことはありませんか?
スプレッドシートのチェックボックスは、ただチェック(レ点)のオン・オフができるだけでなく、データとして扱うことができるのでチェック数の集計を行ってまとめたり、条件付き書式を設定してチェックが付いた時に対応したセルに背景色を挿入することも可能ですよ。この記事では、スプレッドシートのチェックボックスの使い方をご紹介していきます。
スプレッドシートのチェックボックスの使い方
チェックボックスの作成方法
スプレッドシートでチェックボックスを使うには、まずはチェックボックスを作成しましょう。チェックボックスを作成したいセルを選択します。
ウィンドウ上部の「データ」タブをクリックしてメニューを開き、「データの入力規則」をクリックしましょう。
データの入力規則ウィンドウが表示されるので、「条件」の「リストを範囲で指定」プルダウンメニューをクリックして「チェックボックス」を選択します。続いて「カスタムのセル値を使用する」のチェックボックスをクリックしてオンにします。「チェックマーク付き」入力欄に「1」・「チェックマークなし」入力欄に「0」と入力して「保存」をクリックしましょう。
これでチェックボックスが作成されました。チェックマークの条件を指定したことにより、チェックが付いていない時のデータは「0」になっています。
チェックボックスをクリックしてチェック(レ点)が付いた状態になった時に、データが「1」になっていることが確認できればOKです。他にチェックボックスを設置したい場所にも、同様の方法でチェックボックスを設置しましょう。ここでチェックが付いていない時の数値を0・チェックが付いている時の数値を1と設定することにより、関数でチェックボックスを元にした様々な動作を行わせることができるようになります。
チェックが入っているチェックボックスの数を集計する
チェックが入っているチェックボックスの数をカウントしたい場合には、SUM関数を使用します。画像の例では、チェックボックスのあるC2~C4のチェックの数をカウントしたいので、「=SUM(C2:C5)」とチェックボックスのあるセルを範囲指定しています。
これでSUM関数により、チェックが付いているチェックボックスの数がカウントされますよ。画像では4つすべてのチェックボックスにチェックが付いているので「4」と表示されていることが確認できます。連動はリアルタイムで行われているので、チェックを外せば外した分の数だけ数値が変動しますよ。チェックボックスをチェックしたら背景色を挿入する
チェックボックスにチェックが付いたら対応したセルに背景色を付けることも可能です。まずは背景色を挿入したいセルを範囲指定して選択しましょう。画像では、チェックボックスのあるセルからドラッグで範囲指定を行っています。
ウィンドウ上部の「表示形式」タブをクリックしてメニューを開き、「条件付き書式」をクリックしましょう。
「条件付き書式設定ルール」ウィンドウが表示されるので、「範囲に適用」入力欄が選択したセルになっているかどうか確認します。範囲選択を確認したら、「書式ルール」項目の「セルの書式設定の条件」のプルダウンメニューから「カスタム数式」を選択します。続いてカスタム数式の入力欄にチェックボックスのセルを指定します。画像の例では「=$C2=1」として、チェックが付いた時に背景色を挿入するように指定しています。あとは「書式設定のスタイル」から背景色を選択して、「完了」をクリックしましょう。
これで、チェックボックスにチェックが付いた場合に連動して選択したセルの範囲に背景色が挿入されますよ。色が付くだけで非常に分かりやすくなるため、重宝します。
持ち物リストやToDoリストとしてチェックボックスを活用したい場合、チェックボックスが一列に並んでいるだけだとうっかり見落としてしまうというケースも少なくないかと思います。画像のように背景色が付けば、それだけでまだ達成できていない項目との区別が付きやすくなるため、背景色の挿入は非常におすすめできますよ。