マウスの「チルトホイール」とは?
マウスには必ずマウスのどこかにマウスホイールが付いています(ほとんどのマウスは中央)。このマウスホイールを操作することでWebページをスクロールしたり、マップの拡大・縮小などを行えます。
ですがこのマウスホイールにはもう一つの役割があり、それがチルトホイールです。チルトホイールはマウスホイールを左右に傾ける操作のことで、マウスホイールを左右どちらかに力を加えるとカチッと音が鳴るはずです。
これは意味もなくカチカチ鳴っているのではなく、ちゃんとしたマウス操作となっています。マウスの種類によっては左右どちらか片方しかチルトホイールに対応していませんが、チルトホイールしやすいマウスの場合はチルトホイールを使いこなすことでパソコン操作をさらにやりやすくなることがあります。
マウスのチルトホイールは必要?
マウスのチルト機能を使う機会はほとんどありません。
そのため、チルトホイールを使いこなすだけでパソコンを使いこなすことができるということではないのですが、チルトホイールを上手く使いこなすことでパソコンの使い勝手が上がる可能性はあります。
そこでチルトホイールはどういう場面で使える・必要なのか簡単に紹介します。
ブラウザの横スクロール
Google ChromeやMicrosoft Edgeで閲覧中のWebページをスクロールする場合、マウスホイールをすれば簡単に行えますが、マウスホイールで行えるのは縦スクロールのみです。
横スクロールしようと思うとブラウザウィンドウ下にあるスクロールバーを操作しなければなりません。ですがChromeなどの主要なブラウザは、チルトホイールを押しこむことでマウスドラッグでスクロールできるようになるようになっており、マウスドラッグでスクロールできる状態にした上でマウスを上下左右に動かすとその方向にスクロールします。
この方法であれば横スクロールも行えるため、わざわざスクロールバーをクリックしてドラッグする必要もありません。横スクロールが必要なサイトはほとんどありませんが、知っておくといざというときに役立ちます。
特定の操作を割り当てて使う
ゲーミングマウスなど、マウスボタンにショートカットキーを割り当てられる場合はチルトホイールにショートカットキーを割り当てることでマウス操作がしやすくなります。
例えば左右のチルトホイールでタブの切替をできるようにしたり、ゲームならチルトホイールで武器の切り替えを行うなど、目的に合わせて使いやすいようにカスタマイズできます。
LogicoolやRazerといったゲーミングブランドのマウスであればこういったショートカットキーの設定に対応しているので、色々試してみるといいかもしれません。