Excelで住所を分割したい
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Microsoft Excelで、シートに登録している住所を分割したいと思ったことはありませんか?シートで住所を管理している際に、「都道府県」と「その後の住所」を区切り管理したいというケースは少なくないかと思います。
すでに住所のデータが入力されている場合に、後から手打ちで入力し直すのは面倒ですよね。
住所のデータが入力されている場合は、関数を使用することで住所の分割を行うことができますよ。この記事では、Excelで住所を分割する方法をご紹介していきます。
Excelで住所を分割する方法
それでは、Excelで住所を分割する方法を説明します。
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Excelで都道府県を抽出する場合、大体の都道府県は「県」を含んで3文字です。「県」を含んでいなくても、「大阪府」・「北海道」は3文字ですよね。そこで、計算式に「4文字目に県が含まれていれば4文字抜き出し・そうでない場合は3文字抜き出し」という計算式を作成していきます。
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これにより「B2セルに入力された文字列の左から4文字目が県であれば左から4文字目まで、そうでない場合は3文字目までを反映する」といった計算式を作成することができます。これにより、C2セルに「東京都」が出力されます。
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続いて、D2セルに「=SUBSTITUTE(B2,C2,"")」と計算式を入力します。
SUBSTITUTE関数を使用して、「B2セルの文字列から、C2セル内と同じ文字列を削除する」という計算式を作成しています。
これにより、C2セルの「東京都」という文字列が除外され「千代田区神田花岡町1-1」が入力されました。ちなみに、計算式内の「""」は文字列をくくるための記号になりますが、何も入力していないので削除扱いになっています。ここに文字を入力すると、C2セルに出力されている文字の代わりの文字を出力させることができます。
あとは、C2セルとD2セルを範囲選択した状態でフィルハンドルをドラッグして下方向に引っ張っていきましょう。これでC列とD列に同様の計算式が展開されるので、計算式を入力する手間が省けますよ。

画像では、C2セルとD2セルを範囲選択して「Ctrlキー+Cキー」でクリップボードにコピーしています。範囲選択状態をそのままにして右クリックしたら、「貼り付けのオプション」から「値」を選択して貼り付けを行いましょう。
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これで、C2セルとD2セルに入力されているのが「計算式」ではなく「文字列」に変わります。
この状態でB2セルの元の住所を削除しても、C2セルの都道府県とD2セルの住所は削除されていないことが確認できますね。
これで、Excelで住所を分割する方法の説明は以上となります。このように関数を使用することで都道府県と以降の住所を分割することができるので、ぜひ試してみてくださいね。