ExcelのAVERAGEIF関数の使い方を紹介!

ExcelのAVERAGEIF関数の使い方を紹介!

Microsoft Excelでは、AVERAGEIF関数という関数を使用することができます。AVERAGE関数との違いについて気になる方もいらっしゃるかと思いますので、この記事ではExcelのAVERAGEIF関数の使い方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. ExcelのAVERAGEIF関数とは?
  2. ExcelのAVERAGEIF関数の使い方

ExcelのAVERAGEIF関数とは?

Microsoft Excelで、「AVERAGEIF関数(アベレージイフ)」とはどういった関数なのか気になったことはありませんか?Excelには他にも「AVERAGE関数(アベレージ)」があるので、違いが気になりますよね。

AVERAGE関数は平均値を求める関数ですが、AVERAGEIF関数では特定のデータのみを条件にして平均値を求めることができますよ。この記事では、ExcelのAVERAGEIF関数の使い方をご紹介していきます。

ExcelのAVERAGEIF関数の使い方

AVERAGEIF関数の数式

それでは、ExcelのAVERAGEIF関数の使い方を説明していきます。AVERAGEIF関数の書式は「=AVERAGEIF(範囲,条件,[平均対象範囲])」となっています。

まず第1引数の「範囲」で、基準になるセル範囲の指定を行います。この引数は必須となります。続いて第2引数の「条件」で、こちらの引数も必須です。条件では、選択した範囲の中からどういったデータを抽出して平均の計算を行うのかを指定します。条件は数式・数値・セル・文字列を設定可能です。第3引数の「平均対象範囲」は、平均を求める数値が入力されているセルを指定します。平均対象範囲は、省略可能です。

AVERAGEIF関数の使い方

例表
それでは、AVERAGEIF関数を使用してみましょう。この例では、画像の表から男女それぞれの平均スコアを求めていきます。
G3セルに「=AVERAGEIF(C3:C12,"男",D3:D12)」と入力
まずは、男性平均スコアから求め目明日。画像では、G3セルに「=AVERAGEIF(C3:C12,"男",D3:D12)」と入力して範囲を選択・条件で男を設定して平均対象範囲をスコアに指定しています。
男性平均スコアを求めることができた
これで、男性平均スコアを求めることができました。
G4セルに「=AVERAGEIF(C3:C12,"女",D3:D12)」と入力
同じように、女性平均スコアも求めます。G4セルに「=AVERAGEIF(C3:C12,"女",D3:D12)」と入力することで、女性平均スコアも求めることができました。このように、AVERAGEIF関数を使用することで簡単に平均値を求めることができますよ。
E3セルに「=AVERAGEIF(C3:C9,"<>0")」と入力
応用として、範囲内に「0」のスコアがある場合にこの0を除いて平均値を求める方法も説明していきます。画像の例では、表の「スコア」から、0を除くデータの平均値を算出していきます。E3セルに「=AVERAGEIF(C3:C9,"<>0")」と入力して、0を除外するように設定しています。
0を除いて平均スコアを算出できた
これで、0を除いて平均スコアを算出することができました。出力された平均スコアが「54」となっています。「AVERAGE関数」を使用して平均スコアを算出した場合は0を含んでしまうため結果が「38.5714286」となってしまうのですが、AVERAGEIF関数であれば0を除外して平均スコアの算出ができますよ。

もしAVERAGEIF関数を使用していて「#DIV/0!」エラーが表示されてしまう場合は、範囲が空になっていたり範囲もしくは平均対象範囲内で条件に一致するセルがないことが考えられます。この場合は、範囲の確認と数式の修正を行いましょう。


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