Canvaって何?どういうアプリ?
Canvaは、オーストラリア発の無料デザインツールです。現在ブラウザ版と、iOS/Androidアプリ版の2種類あり、どちらも基本無料で使うことができます。
Canvaの特徴は、なんといっても操作のわかりやすさです。
文字入力、細かい編集などはもちろんのこと、まったくデザインができないという人でも、様々な媒体用のテンプレートや無料素材が用意されているので、整ったデザインを簡単に用意することができてしまいます。
Web投稿用から印刷用まで、あらゆる用途に対応したとても素晴らしいサービスです。
無料素材をうまく使う方法として、Canvaで作成したものを画像保存、別のソフトで加工、編集する…といった、他のデザイン系ソフトなどを利用した合わせ技も有効です。

同じユーザーでログインすれば、アプリ版とブラウザ版のデータは同期されるので、移動中に撮った写真をひとまずアプリ版で取り込んでおいて、細かい編集はブラウザ版を自宅のPCで…といった、柔軟な使い方も便利です。
Canvaは日本語対応している?
Canvaは、リリース当初は日本語対応していませんでしたが、2017年5月に日本語表示が可能になり、現在は日本語フォントも使用することができます。

ひらがな、カタカナは勿論、漢字にも対応しており、大きなこだわりがなければ、文字入力についてもCanvaだけで完結させることができてしまいます。
優雅な和風文字「はんなり明朝」や、ゴツゴツの男らしい文字「851チカラヅヨク」などさまざまなフォントが利用できます。
インストール
まずは、下記リンク先からCanvaのアプリをインストールしましょう。
Android向けのダウンロードリンクはコチラ。

既にアカウントをお持ちの方は「ログイン」新規登録の方は「登録」をタップし、先に進みます。

既にFacebook、Googleアカウントをお持ちの方は、こちらの方法だとそれぞれのアカウントのパスワードを入力すれば登録完了ですので、とても楽です。

画面を下方向へスライドすれば、様々な用途向けのテンプレートが表示されます。

自分の感性の赴くままに、様々なデザインを作り出していきましょう。
iPhoneアプリ版「Canva」の使い方
iPhoneアプリ版「Canva」の使い方を紹介していきます。
Canvaで作れるデザインは?
Canvaでデザインを作成する際には、はじめに作るものの用途に合わせたデザインサイズを選択してから行います。それぞれのサイズに対応した無料テンプレートが多数用意されていますので、初心者でも安心です。
Instagram投稿用、Facebook投稿用、ポスター、フライヤーなどは勿論、名詞や履歴書、ブックカバーのようなものにまで対応しているのはビックリです。これ以外の大きさで作りたいときには、カスタムサイズも可能です。




用意されているデザインサイズ一部抜粋!
- Instagram投稿
- Facebook投稿
- ポスター
- Facebookカバー
- ロゴ(500px正方)
- ソーシャルメディア(800px正方)
- フライヤー
- カード
- 名詞
- 履歴書
- フォトコラージュ
- ブックカバー
- CDカバー
- Tumblrバナー
- Twitchバナー
- カスタムサイズ(自由設定)
デザイン(テンプレート)から画像を作成してみる
テンプレートを使用して画像を作成する際に使用する機能を、順番に確認していきましょう。
1.編集画面

①その他の操作
②ピンチやドラッグで画像の拡大縮小などの操作を行う
③行った操作を一行程分戻す
④作成した画像をシェアする
⑤作成した画像をダウンロードする
⑥作成した画像をメールやその他のアプリなどに送る
2.テキスト・画像・グラフィックの新規追加


パックは、「母の日」「パーティー」など、コンセプトに対応した素材をお手軽に探すことのできる新機能です。

一度してしまえば、次回以降は必要ありません。
3.画像の差し替え

既にある画像を別の画像に差し替えるには、差し替えたい写真のどこかをタップします。
すると、画面下部にメニューが表示されます。「カメラロール」メニューでは、自分で持っている写真や、撮った写真に差し替えることができます。


4.画像の色調調整


5.テキストの編集

1.フォントカラー変更
2.フォントサイズ変更
3.文字揃えの変更
4.太文字
5.斜字
6.小文字をすべて大文字に
7.行の高さ、文字間隔調整
8.フォント変更



「日本語フォント」という一覧が表示されるはずですので、そこからよさそうなフォントを選びます。

「今すぐダウンロード」をタップし、少し待ちましょう。

位置調整の際には、図のような赤線がセンターの位置を表示してくれるので、目方ではなく綺麗に配置することができます。

なので、「グラフィックス」メニューで、手ごろな素材を検索して…

和食ダイニング系の飲食店のような雰囲気になりましたね。

このように、テンプレートを活用することで、気軽にかつ創意工夫を凝らしたデザインを行うことができるのがCanvaの強みではないかと思います。
6.その他の操作

このデザインに、背景画像を加えてみます。

重なり順を設定して、最後面に行ってもらいましょう。重なり順を変えたい画像を選んでいる状態で、その他の操作画面から図で示したアイコンをタップします。
そうすると、一つ分だけ重なり順が後ろへ下がります。まだ順番を変える必要があれば、必要な分だけタップします。

背景画像との重なりも良く、良い仕上がりです。
画像保存
作成した画像は、保存したり、ほかのアプリやユーザーへ共有することができます。
保存、シェアの方法について確認していきましょう。
1.作業データの保存は自動保存

もしもアプリが落ちたり、充電が切れてしまっても、直前の操作まで保存されている筈です。ただし、行った作業を元に戻したくても、一度編集を終えてしまうと戻せなくなってしまうので、注意が必要です。
2.別バージョンの作成

① 別バージョンや、とりあえず今の状態でとっておきたい!という場合には、コピーを作成しておくのがおすすめです。トップ画面下部の「あなたのデザイン」をタップすると、今まで作ったデザインが保存されています。
ここからコピーしたいデザインの、右上の「…」ボタンをタップします。

3.保存メニュー

①メールで画像をシェア(リンク発行)
②カメラロールへ画像保存
③png形式(透過・非透過)やPDF形式での画像保存
ができます。

ここをクリックすると、メールやLINE、Twitterなどの各種アプリへ画像を共有することができます。

背景の透過処理が必要な場合などは、こちらから保存しておくとよいでしょう。

いざ印刷したらイメージと違う…ということも減りそうな、大変便利な機能ではないでしょうか。
まとめ
iPhoneアプリ版のCanvaの使い方についてご紹介しました。
大変直観的な操作で、画像や素材を使ったデザイン作りには十分な性能を発揮するCanva、イベントフライヤーやロゴ作りにぜひお役立てください。