右クリックで表示される「CRC SHA」とは?
右クリックメニューに表示される「CRC SHA」とは、圧縮解凍ができるアーカイブソフト「7-zip」の機能であり、ファイルエラーをチェックするための機能です。
(7-zipがまだの方はぜひ下記の記事を参考にすすめてみて下さい。)
CRCやSHAはチェックサムというものは計算できる機能なのですが、チェックサムを利用することでファイルの改ざん検知などが行えるためセキュリティ対策ソフトでもよく使われている技術です。
CRC SHAの使い方
CRC SHAのチェックサム計算機能について先ほど簡単に説明しましたが、チェックサムを見ればファイルが変更されたかどうか確認することができます。
まずは「CRC SHA」機能を試しに使ってみましょう。
試しにファイルの中身を書き換えてみましょう。書き換えるのは1文字だけで構いません。
ファイルの中身を書き換えてからもう一度同じ方法でチェックサムを計算します。この際前回選んだ計算方法(前回がCRC-32なら今回もCRC32)を選択してください。
そうしないと、計算方法そのものと異なるため計算結果が変わってしまいます。
書き換え前のファイルのCRC32チェックサムは「BD7B5A38」でしたが、1文字書き換えたファイルのチェックサムは「C99E8D28」となっています。
このように、使い方さえわかればファイルが変更されたかどうか簡単に確認できるようになっており、ファイルの作成日時や更新日が偽装されてもファイルの書き換えを検知できる仕組みになっているのです。
CRC SHAを消す方法はある?
右クリックメニューに表示される「CRC SHA」は7-zipというソフトによって追加されたメニュー項目です。
そのため、7zipの設定を編集すれば簡単に消すことが可能です。
わざわざチェックサムの計算なんてしない、使わないからメニューから消したいという場合は以下の手順で削除しましょう。
チェックを外したら[適用]をクリックしてオプション画面を閉じてください。
ここまでできたら7-zipは閉じて大丈夫です。
設定完了後何かしらのファイルを右クリックし、メニュー項目をチェックしてみてください。
チェックサムのチェックを目視で行う方あほとんどいないと思いますので、必要ない方は項目を非表示にしておくといいでしょう。