パソコンで取り扱うファイルは、アーカイバと呼ばれるソフトで圧縮して「圧縮ファイル」にすることができます。ファイルを圧縮することにより、容量を抑えることができますよ。
圧縮ファイルの種類には様々なものがありますが、代表的な圧縮ファイルの形式を覚えておくことで簡単に取り扱えるようになりますよ。この記事では、圧縮ファイルの種類と特徴をご紹介していきます。
圧縮ファイルの種類と特徴
ZIP形式
2023年現在において標準的に使われている圧縮ファイルの形式と言えば、ZIP形式です。OSを問わず利用可能・パスワード設定ができる・分割圧縮が可能であり汎用性が高いです。WindowsでもMacでもソフトを用意しなくても解凍ができるため、取り扱いが簡単です。
CAB形式
CAB形式は、Windows標準のインストーラーとして採用されている圧縮形式です。圧縮率は高い反面、圧縮時間は長めです。こちらもWindowsであれば、ソフトを用意せず解凍することができます。
RAR形式
RAR形式は、ZIP形式と比較して高い圧縮率を誇るのが特徴です。「リカバリレコード」という機能で、圧縮ファイルの破損が起きた際にある程度は修復することができるようになっています。フリーソフトでも解凍することができるのですが、その一方で圧縮できるフリーソフトは存在していないためシェアウェアの「WinRAR」などを使用しなければ圧縮はできません。
7z形式
7z形式なアーカイバの「7-Zip」で圧縮可能な形式で、メジャーではありませんが圧縮率と圧縮及び解凍速度の高さを誇っています。パスワードも使用可能な上に16EBまでファイルを圧縮可能です。
7-Zipの導入方法は下記リンク先の記事にてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
LZH(LHA)形式
LZH(LHA)形式は古い圧縮形式で、現在は多くのアンチウイルスソフトが一部のLZHアーカイブを正しく検疫できないためセキュリティリスクが高いといった点から使用されることがほぼ無くなった圧縮形式です。以前はWindowsでも標準で解凍することができましたが、現在ではWindows11以上のバージョンでは解凍できないのでLhaplusなどのアーカイバを使用して解凍しましょう。