Microsoft Excelで使用できる関数の1つに、「LCM関数(リースト・コモン・マルチプル)」というものがあります。LCM関数とは、指定した数値の最小公倍数を求めることができる関数です。
最小公倍数とは、2つ以上の整数に共通している倍数の「公倍数」のうち、最も小さい公倍数のことを指します。0は公倍数に含まない点には注意しましょう。最小公倍数は数学の場合素因数分解を行い求めますが、Excelでは素因数分解といった手間のかかる数式を使用せずにLCM関数で簡単に最小公倍数を求めることができますよ。この記事では、ExcelのLCM関数の使い方をご紹介していきます。
ExcelのLCM関数の使い方
それでは、ExcelのLCM関数の使い方を説明していきます。まずは、LCM関数の数式から説明していきます。LCM関数の数式は「=LCM(数値1,数値2,…)」となっています。引数の「数値」で、最小公倍数を求めたい数値を指定しましょう。直接数値を入力するだけでなく、セル範囲の指定も可能です。引数は、255個まで指定することが可能となっています。