Index関数とMatch関数を使って条件に合うデータを抽出する方法を紹介!

Index関数とMatch関数を使って条件に合うデータを抽出する方法を紹介!

Excelのデータを取り出すのは大変ですが、index関数を使うと列や行を指定してデータを取り出し、Match関数ではデータの列や行が分かります。この記事では、index関数とMatch関数の両方を使って条件に合うデータを抽出する方法をご紹介します。


目次[非表示]

  1. 【Excel】Match関数・Index関数とは?
  2. Match関数とIndex関数を組み合わせて条件に合うデータを抽出する
  3. まとめ

【Excel】Match関数・Index関数とは?

エクセルの沢山あるデータの中から、一部のデータを取り出したい場合にコピー&ペーストや=で入力していくよりも、もっと効率よくできる方法があります。
それが、 Index関数Match関数です。

それぞれを使って、データが何列の何行目かが分かり、さらに列と行を指定してデータを取り出すこともできます。

2つの関数を組み合わせることで、VLOOKUP関数と同じことができるようになります。複数条件を満たしたデータ抽出が行えます。

この記事では、Match関数とIndex関数を組み合わせて複数該当するデータを取り出すための使い方をご紹介します。

Match関数とは?

Match関数は、取り出したいデータ・セルの位置を知るために役立ちます。
そのセルが、何行目なのかを表示できます。
取り出したいデータの中で相対的な位置を求めますが、例として氏名と年齢・科目と点数・商品と値段など、様々なデータの抽出に適用できます。

ここで、Match関数の使用例をご紹介します。
こちらのデータの中から、Eさんの体重のデータが何列の何行目にあるのかを求めるとします。
条件検索の式は、「=Match(検査値,検査範囲,照合の種類)」です。
照合の種類は、1=検査値以下の最大値、0=完全に一致、-1=検査値上の最小値となります。

ここでは、検査値がEさんの体重、検査範囲がEさんのデータ範囲です。

Match関数
「=Match(G5,G3:G6,0)」と入力してEnterを押します。
Match関数で合致するデータを抽出
Eさんの体重のデータが3行目にあるという結果になりました。

同じように、何列目にあるかを求めます。

Match関数
「=Match(G5,C5:J5,0)」と入力します。
Match関数で合致するデータの抽出
Eさんの体重のデータは、5列目にあると結果が出ました。

Index関数とは?

Index関数は、指定した行と列のセルのデータを取り出します。
次にここでは、Eさんの体重を表示させましょう。

 

式は、「=(セル範囲,行番号,列番号,領域番号)」、または「=(配列,行番号,列番号)」です。
Eさんの体重は3行目の5列目にあります。

Index関数
「=INDEX(C3:J6,3,5)」と入力します。
Index関数で合致したデータを抽出
Eさんの体重が69と表示されました。

Match関数とIndex関数を組み合わせて条件に合うデータを抽出する

エクセルでMatch関数とIndex関数を組み合わせると、行番号と列番号が交差したデータを抽出できます。
複数条件に合うデータも表の中から取り出せます。

条件検索の式は、「=INDEX(参照,Match(行番号を取得),Match(列番号を取得))」です。

ここから、2つの関数を組み合わせて複数該当するデータを抽出する使い方をご説明します。

データ
上の表から下の順序が異なる幾つかのデータを取り出しましょう。
Index関数とMatch関数を使う
「=INDEX(C3:J6,MATCH(B12,B3:B6,0),MATCH(C8,C2:J2,0))」と入力します。
Index関数とMatch関数で合致したデータを抽出
数値を取り出せました。

セルの数式をドラッグしてコピーして下の表を完成させましょう。
その時、式の中にF4キーで範囲を固定します。
「$C$3」というように、$マークにすることで固定します。

それぞれの値の後ろでF4キーを押し、$マークをつける
それぞれの値の後ろでF4キーを押し、$マークをつけています。
 表からのデータ抽出
表からのデータ抽出が完成しました。

まとめ

エクセルでMatch関数とIndex関数はそれぞれ便利に使えますが、2つを組み合わせた使い方をするとVLOOKUP関数と同じことができ、簡単に複数条件のデータを取り出すことができます。
取り出す表の項目がばらばらでも、複数条件に合うデータをそれぞれに表示させることができ、大変便利です。
ExcelのMatch関数とIndex関数の組み合わせた使い方をご紹介しました。


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