ドメイン参加とは?
Windowsのパソコンでは、「ドメイン参加」という機能が用意されています。ドメイン参加とは、Windowsネットワークの中の一つ・Windowsドメイン(NTドメイン・Active Directory)に使用しているパソコンを参加させることです。
Windowsの各種エディションのうち、ドメイン参加が可能なのは基本的にはProfessionalエディションなどの企業向け製品となっています。個人向け製品のHomeエディションではドメイン参加の機能がないため、ドメイン参加を行うことはできません。また、Windows8でもドメイン参加は行えません。
ドメイン参加のメリットは?
Windowsでドメイン参加を行うことによって、様々なメリットが発生します。ここでは、ドメイン参加によるメリットについてご紹介します。
まず、ドメイン参加をすることでドメインコントローラー(管理用コンピューター)によってユーザーアカウントが一括管理されるようになるため、ドメイン参加しているコンピューターは他のコンピューターと共通のアカウントでのログオンが可能になるほか、セキュリティ設定を利用することができるようになります。複数のパソコンで同じID・パスワードでログオンすることができるようになるため、企業のパソコンなどでは有効活用できます。
次に、アプリケーションの配布を行うクライアントPCがログオンした場合に自動的にアプリケーションをインストールしてくれるという機能が用意されています。これにより、他のパソコンに一つ一つアプリケーションをインストールするという手間がかからなくなります。
他にも、移動ユーザープロファイルといった機能があります。この機能を使うことで、パソコンにログオンした時にサーバーの共有フォルダーからユーザープロファイルがダウンロードされます。そして、ログオフ時にはその時点でのユーザープロファイルをサーバーにアップロードします。これにより、どのパソコンからでも同じ環境設定を利用することができるようになっています。
Windows10でドメイン参加する方法
Windows10では、ProやEnterpriseなどのHome以外のエディションでドメイン参加を行うことができます。ドメイン参加する方法については、下記リンク先の記事「【最新】Windows10でドメイン参加する方法をご紹介!」にて説明していますので、ぜひご覧ください。