gzip(gz)形式のファイルとは?
gzipとはデータ圧縮プログラムの「GNU zip」の略称・および圧縮データのフォーマットのことを指しています。GNPプロジェクトによって開発され、1992年に最初のバージョンが公開されています。圧縮方法はデータの損失がない可逆圧縮を行います。高い圧縮率を誇るbzip2よりも高速で処理することができるというメリット面により、現在でも使用されることの多い圧縮形式です。もちろんバージョンも更新されており、最新版のバージョンは1.11(リリース日:2021年9月3日)となっております。古いバージョンでは4GBを超えるファイルへの対応ができませんでしたが、現在のバージョンでは4GBを超えるファイルの対応が可能となっています。
注意点として、gzipはzip形式と異なりファイルアーカイバとしての機能を有していないため、複数のファイルを扱う場合は「.tar.gz」のようにtarファイルをgzipで圧縮する必要があります。
gzipはUNIX系OSであるLinux・Macで使用される圧縮形式で、Windowsで使用されることはほぼありません。gzipはコマンドによってファイルを圧縮することができ、「gzip (ファイル名)」のようにコマンドを入力することでgzipファイルとして圧縮することが可能です。gzipとして圧縮したファイルの解凍方法は下記リンク先の記事にてご紹介していますので、併せてご覧ください。