ExcelのEXP関数の使い方をご紹介!

ExcelのEXP関数の使い方をご紹介!

Microsoft Excelでは、「EXP関数」が使用可能です。EXP半数は、「eを底とする数値のべき乗」を返すことのできる関数で、ネイピア数をExcelで取り扱いたい場合に使用します。この記事では、ExcelのEXP関数の使い方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. ExcelのEXP関数とは?
  2. ExcelのEXP関数の使い方

ExcelのEXP関数とは?

Microsoft Excelでは、「EXP関数」というものがあります。EXP関数とは、「eを底とする数値のべき乗」を返す関数です。つまり数学定数の一つである自然対数の底(ネイピア数)を求めるために使う関数です。

記号はeが使われ、その値は「e=2.718281828459045235360287471352…」と続く超越数になっています。ネピアの定数という別名もあるほか、欧米においてはオイラー数などとも呼ばれています。ネイピア数は微分積分学に登場することが多く、解析学においては重要な数とされています。Excelにおいてネイピア数を扱う場合は、このEXP関数を使用しましょう。この記事では、ExcelのEXP関数の使い方をご紹介していきます。

ExcelのEXP関数の使い方

EXP関数の数式を入力

それでは、EXP関数の使い方を説明します。EXP関数の数式は「=EXP(指数)」となります。「=EXP(1)」と入力してみましょう。

eの近似値が表示される
するとeの近似値である「2.718281828」が表示されます。
自然対数の底eの2乗が表示される
「=EXP(2)」にすると自然対数の底eの2乗を求めることになるため、「7.389056099」が表示されますよ。
他のセルの数値を参照して表示
他のセルに入力されている数値を参照することも可能です。画像の例では引数にべき乗の指数となる数値が入力されているセル「B3」を指定して「=EXP(B3)」と入力することで、結果である「1.4834131591」を表示させることができています。
「fx」ボタンをクリック
EXP関数は、「関数の挿入」ダイアログボックスからも入力することができます。セルの入力欄の左側にある「fx」ボタンが「関数の挿入」ボタンなので、これをクリックしましょう。
「関数の分類」プルダウンメニューから「すべて表示」を選択→「EXP」を選択して「OK」をクリック
「関数の挿入」ダイアログボックスが表示されます。「関数の分類」プルダウンメニューから「すべて表示」を選択して、関数名の一覧から「EXP」を選択して「OK」をクリックしましょう。
「数値」に引数として入力したいセルを指定して「OK」をクリック
「関数の引数」ダイアログが表示されるので、「数値」に引数として入力したいセルを指定して「OK」をクリックしましょう。
EXP関数が表示された
これで「=EXP(B3)」が入力されます。この方法でも、EXP関数を使ってeのべき乗を取得することができますよ。

ちなみに、べき乗の値を取得するための関数としてExcelでは「POWER関数」が使用されます。POWER関数では1番目の引数に底の値・2番めの引数に指数の値を指定するため、EXP関数ではPOWER関数の1番目の引数にeの値を指定した場合と同じになることを覚えておきましょう。


関連記事