ExcelのSWITCH関数の使い方をご紹介!

ExcelのSWITCH関数の使い方をご紹介!

Microsoft Excelで使用できる「SWITCH関数」をご存知でしょうか?SWITCH関数を使用することで、データを判定して設定した結果を表示させることができますよ。この記事では、ExcelのSWITCH関数の使い方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. ExcelのSWITCH関数とは?
  2. ExcelのSWITCH関数の使い方

ExcelのSWITCH関数とは?

Microsoft Excelで使用できる「SWITCH関数(スイッチ)」をご存知でしょうか?SWITCH関数とは、対象となるデータを複数の条件で判定してから各条件ごとに設定された結果を表示することができる関数です。

SWITCH関数が使用できるのはExcel2016からになるため、それ以前のバージョンのExcelでは使用不可能な点には注意しましょう。この記事では、ExcelのSWITCH関数の使い方をご紹介していきます。

ExcelのSWITCH関数の使い方

SWITCH関数の数式

それでは、ExcelのSWITCH関数の使い方を説明していきます。SWITCH関数の数式の数式は「=SWITCH(式,値1,結果1,[既定値または値2,結果2],…)」となります。

第1引数の「式」で、基準となっているデータを入力しているセルを選択します。この引数は必須です。

第2引数の「値1」も必須で、検索に必要な条件を指定します。

第3引数の「結果1」も必須です。ここで「値1」で指定した条件に対応して表示するための結果を入力します。

第4引数の「既定値」は、「式」の引数が設定した「値」に当てはまらなかった場合に表示します。既定値は省略可能ですが、省略時にはエラーが表示されるので「値」・「結果」を入力したら「既定値」を入力しておくことをおすすめします。

SWITCH関数の使い方

D3セルに「=SWITCH(C3,"水曜日","○","")」と入力
実際に、SWITCH関数を使ってみましょう。画像の例では、C列の「曜日」が水曜日の場合にD列の「訪問」に「○」を表示させようとしています。D3セルに「=SWITCH(C3,"水曜日","○","")」と入力することで、C3セルが「水曜日」であれば「○」を表示させる・そうでなければ何も表示させないように条件を入力しています。
D3セルに「○」を表示できた
画像の例ではC3セルが「水曜日」であるため、D3セルに「○」を表示させることができました。あとはD3セルを選択した状態で右下に表示されるフィルハンドルを下方向へドラッグして引っ張り、残りのセルにオートフィルを適用しましょう。これで、表内で水曜日が該当するセルに対して「○」を表示させることができますよ。
複数の条件を指定することも可能
応用として、複数の条件を指定することも可能です。画像はFIFAワールドカップ2022のグループEの順位表です。グループを通過できるのは2位までなので、通過できたチームの「リーグ突破」に通過順位を表示させていきます。
D3セルに「=SWITCH(C3,1,"1位通過",2,"2位通過","")」と入力
D3セルに「=SWITCH(C3,1,"1位通過",2,"2位通過","")」と入力することで、順位が1位で通過したチームには「1位通過」・順位が2位で通過したチームには「2位通過」と表示させるように設定しています。グループ敗退したチームには何も表示しないため、「""」で何も表示させないようになっています。
フィルハンドルをドラッグし、残りのセルに数式を適用
D3セルに「2位通過」が表示されました。あとはD3セルを選択したままセルの右下に表示されているフィルハンドルをドラッグして下方向に引っ張り、残りのセルに数式を適用しましょう。これにより、スペインと日本にそれぞれ「2位通過」と「1位通過」を表示させることができました。

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