ExcelのFILTER関数とは?
Microsoft Excelで使用できる関数の1つに、「FILTER関数(フィルター)」というものがあります。FILTER関数とは、指定した条件に一致するデータを抽出することができる関数です。Excelに備わっているフィルター機能を関数として利用できるようになっただけでなく、別の関数と組み合わせたり複数条件を指定したりといった汎用性の高い関数となっています。
他にもフィルター機能を使用して何度も絞り込みを行う際に元の表をコピーして保存しておくといった経験をしたことのあるユーザーの方もいらっしゃるかと思いますが、FILTER関数を使用した場合は元の表をそのままにした上で絞り込みの結果を別の表で確認することが可能なため余計な操作を行う必要がないのも嬉しいポイントです。この記事では、ExcelのFILTER関数の使い方をご紹介していきます。
ExcelのFILTER関数の使い方
FILTER関数の数式
それでは、FILTER関数の使い方を説明していきます。まずは、FILTER関数の数式から説明します。FILTER関数の数式は「=FILTER(配列,含む,[空の場合])」となっています。第1引数の「配列」で、データを抽出するリストを配列の引数として指定します。この引数は必須です。第2引数の「含む」で、データを抽出する条件の設定を行います。こちらの引数も必須です。第3引数の「空の場合」で、該当するデータが存在しなかった場合に表示させる値を設定します。この引数は省略可能です。
単一条件に一致するデータを抽出する
複数条件に一致するデータを抽出する
上記の例のように、FILTER関数では「=(等しい)」・「>=(以上)」・「<=(以下)」・「<>(等しくない)」・「>(より大きい)」・「<(より小さい)」といった比較演算子を使用することができますよ。ExcelのFILTER関数の基本的な使い方の説明は、以上となります。