ExcelのFISHER関数とは?使い方を紹介!

ExcelのFISHER関数とは?使い方を紹介!

Microsoft Excelで使用できる関数の1つに「FISHER関数」というものがあります。FISHER関数とは、相関係数の「r」をフィッシャー変換した値を求めることのできる関数です。この記事では、ExcelのFISHER関数の使い方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. ExcelのFISHER関数とは?
  2. ExcelのFISHER関数の使い方

ExcelのFISHER関数とは?

Microsoft Excelで使用できる関数の1つに「FISHER関数(フィッシャー)」というものがあります。FISHER関数とは、相関係数の「r」をフィッシャー変換した値を求めることのできる関数です。

相関係数とは、2つのデータ感のの関係性(相関関係)の強さを示す数値のことを指します。ちなみに相関関係とは、一方の数値が増加した際にもう一方が増加もしくは減少するような2つの数値の関係のことを相関関係と呼びます。

 

そして、相関係数をフィッシャー変換(フィッシャーのz変換・z変換)することにより母相関係数の分布を正規分布に変換することができます。FISHER関数を使用することで、相関係数を簡単にフィッシャー変換することができます。この記事では、ExcelのFISHER関数の使い方をご紹介していきます。

ExcelのFISHER関数の使い方

それでは、ExcelのFISHER関数の使い方を説明していきます。まずは、FISHER関数の数式から説明します。FISHER関数の数式は「=FISHER(r)」となります。引数の「r」で、相関係数を数値で指定しましょう。

C3セルに「=FISHER(C2)」と入力
実際に、FISHER関数を使用してみましょう。画像の例ではC3セルに「=FISHER(C2)」と入力することで、C2セルに入力されている相関係数をフィッシャー変換していきます。
相関係数をフィッシャー変換できた
これで、相関係数をフィッシャー変換することができました。以上が、ExcelのFISHER関数の使い方の説明となります。FISHER関数は簡素な数式なので、このように簡単に処理を行うことができますよ。

他にも、「FISHERINV関数(フィッシャーインバース)」でフィッシャー変換した値を元の値に戻すことも可能です。使用方法は「=FISHERINV(フィッシャー変換した数値)」となり、こちらも覚えておくと便利ですよ。


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