プレーンテキストとは何?
メールを送って欲しいときなどに「プレーンテキストでお願いします」と言われたことはありませんか?
プレーンテキスト(Plain text)とは色付けや太字化などの文字装飾が一切されていないテキストのことをいいます。
いわゆる、何も加工されていない文字という意味を持っていますね。
プレーンテキストは容量が非常に小さく、画像やリンクなどを何も含まないため、メールなどでプレーンテキストを要求されることが少なくありません。
今回は簡単にプレーンテキスト作成する方法や、プレーンテキストを作成する上で少し注意しておきたいポイントも紹介しておきます。
後半ではWebページのHTMLをプレーンテキストとして貼り付ける方法も紹介しているので、参考にしてみてください。
プレーンテキストを作成する方法
プレーンテキストを作成したいのであれば、ただただ文字装飾を一切せずにテキスト入力を進めるだけです。
ですが、Wordなどの一部のソフトウェアでは自動的に装飾されてしまうことがあります。
そこで、勝手に文字装飾されないプレーンテキストの作成方法を、まずは見ていきましょう。
メモ帳を使用する
プレーンテキストを作成したいのであれば、WindowsやMacに標準搭載されているメモ帳を使うと良いでしょう。
OS標準メモ帳は文字装飾機能が搭載されておらず、勝手に文字装飾されないので、プレーンテキストで作成したい場合はメモ帳を使うようにしてください。
ちなみにWindowsの場合、表示するフォントを変更する機能が用意されていますが、フォント情報はコピーされないのでそのままWordなどに貼り付けることが可能です。
書式なし貼り付けを使用する
Wordなど文字装飾ができるソフトウェアを使って作成したテキストをコピーした場合、コピーした内容に文字装飾情報も含まれています。
そのため、文字装飾に対応したテキスト入力画面にそのまま貼り付けると文字装飾されたまま貼り付けられてしまいます。
この機能を使いたくない場合はショートカットキー[Ctrl+Shift+V]で書式なし貼付けを行うようにしてください。
なお、Wordで作成した装飾済みテキストをコピーして、そのままWordに書式なしで貼り付けると書式をすべてクリアできるので、書籍をクリアしたい場合は試してみてください。
プレーンテキスト作成時の注意点
一切加工されないプレーンテキストですが、加工されないということは誰でも見れるということです。
外部からパスワードロックをかけて暗号化しているのであれば問題ないですが、そうでない平文パスワードは非常に危険です。
パスワードを保存したい場合は、誰にも見られないように自動的に暗号化してくれるパスワードマネージャーを使ったり、自主的にパスワードロックをかけておくようにしましょう。
HTMLをプレーンテキストに変換する方法
WebページなどのHTMLをコピーすると高確率で装飾されたテキストのコピーされます。
太字や斜体だけでなくフォント情報もコピーされるほか、表をコピーした場合表の形式も維持されます。
これをどうやってプレーンテキストに直すかどうかですが、実はものすごく簡単に危険テキストに変換することが可能です。
やり方はとても簡単で、この記事でも既に紹介した「書式なし貼り付け」を行います。
書式なし貼り付けは[Ctrl+Shift+V]で行いますが、この際HTMLによる装飾を全て削除してくれます。
もちろん表の情報もすべて削除され、テキストのみを貼り付けることができます(ほとんどの場合、セルとセルの間にはタブ文字が入ります)。
Webページからコピーして貼り付けたいけど、テキストだけ欲しいという場合は書式なし貼り付けを活用すると良いでしょう。
HTMLタグを含んだテキストの場合
Webページをコピーして貼り付けるだけであれば上記の方法で十分ですが、コピー対象のテキストにHTMLタグが含まれていた場合は話が変わってきます。
この場合、書式なし貼り付けをすると書式はコピーされませんが、HTMLタグが残ったままになります。
この状態を直すには、CodePenというサービスを利用します
本当はWeb開発者向けのサービスではありますが、このサービスのプレビュー機能を応用します。
まずは、コピー元のHTMLを「HTML」と書かれたテキストエディタに貼り付けてください。
貼り付けたHTMLの記述が間違ってなければ、下の白い余白部分に自動的にHTMLの内容が装飾された状態で表示されるはずです。
下の方に表示された装飾済みテキストをコピーして、貼り付けたい箇所に書式なし貼付けを行ってみてください。
このように、HTMLタグも装飾も何もない状態で貼り付けられたはずです。
いちいちHTMLファイルを新規作成したり、手作業でHTMLタグを取り除くより遥かに効率的ですので、ぜひ使ってみてくださいね。