Office Mobile(オフィスモバイル)とは?
Microsoftの提供する「Microsoft Office」には、スマートフォンやタブレットなどの小型デバイスで利用することのできる「Office Mobile」というものがあります。スマホやタブレットでのタッチ操作に最適化されているため、Office Mobileをお使いのスマホ・タブレットに導入すれば、デスクトップ版Microsoft OfficeのようにWordやExcelを使用することができますよ。もちろん、Office Mobileで作成したファイルはMicrosoft officeでも使用可能です。
Office Mobileとデスクトップ版のOfficeとの違い
タッチ操作に最適化されている
デスクトップ版Officeはパソコンでの利用を前提としているので、当然キーボードとマウスを使った操作を行うのが基本となっています。一方Office Mobileはタッチ操作に最適化されているので、スマホやタブレットからも簡単に操作を行うことができます。
サポートしているOSの違い
デスクトップ版のOfficeはWindowsシリーズやMac OSでの使用が可能ですが、Android・iOS・Windows 10 Mobileでは利用することができません。一方Office MobileではWindows8以前のWindowsでは利用できませんが、Windows10では利用可能です。またAndroid・iOS・Windows 10 Mobileでの利用をサポートしています。
また、Googleの開発しているOSである「Chrome OS」にも対応しています。デスクトップ版Officeでは対応していないので、大きなメリットとなります。
導入費用
現在デスクトップ版のOfficeには買い切りパッケージであるOffice Personal(またはHome&Business)と、サブスクリプション版のOffice365が用意されています。価格はそれぞれOffice Personalが32784円・Home&Businessが38284円・Office365が年間12984円となっています。
一方のOffice Mobileは「非商用利用」であれば、無料で利用することが可能です。
Office Mobileで出来ないことは?
Office Mobileでできないことを説明します。
無料版での商用利用
Office Mobileは非商用利用であれば無料で利用することができます。しかし、商用利用でOffice Mobileを使いたいのであればMicrosoft Officeのサブスクリプション版であるOffice365の契約が必要となってしまいます。
画面サイズが10.1インチ以下の端末限定
Office Mobileでの編集は端末の画面サイズが10.1インチ以下の端末のみとなっており、10.1インチ以上の画面サイズの端末では閲覧しかできないようになっています。
編集機能の制限
Office Mobileでは一部の編集機能が制限されており、Office365のサブスクリプションを契約していても使用できない機能があります。下記に使用できない機能の例を挙げます。
■Excel Mobile
- シートの保護
- ブックの保護・共有
- ピボットテーブル
- 定義された名前
■Word Mobile
- テキスト効果
- 画像に影と反射のスタイルを追加
- 文章校正
- 書式のコピー、貼り付け
■PowerPoint Mobile
- アニメーションの追加
- 文章構成
- スペルチェック
- 罫線
- 画像に影と反射のスタイルを追加
このように、デスクトップ版Officeであれば使用することが多い機能が制限されています。特にPowerPoint Mobileの「アニメーションの追加」などは資料を作るにあたって必要なことが多く、利用できないのが辛いですね。
まとめ
Office Mobileとは?デスクトップ版のOfficeとの違いを解説!いかがでしたでしょうか。
パソコンで利用できるMicrosoft Officeのモバイル版といえるのが、Office Mobileです。お使いのスマホ・タブレットにOffice Mobileを導入することで、Word・Excel・PowerPointの編集を行うことができるようになりますよ。
また、下記リンク先の記事ではiPhone・iPadにOffice Mobileをインストールする方法をご紹介しています。iPhoneやiPadを利用している方はぜひご覧ください。