エクセルの別シートのデータを自動反映させたい
生のデータだけをまとめたシートから必要なデータだけを自動的に別のシートに貼り付けたいという時が出てくることあります。
生のデータを別のシートに用意し、そのデータを他のシートから参照するようにすることで、元データをいじらずにシートのデータを整理して見やすくすることができるため非常に便利です。他のシートに自動反映させることができれば効率よくデータ管理ができるようになります。
そんなエクセルにはシート内のデータを別シート・別ファイルに自動反映させる方法がいくつか用意されており、それらを使いこなせばExcel スキルがさらに上達します。
エクセルの別シートのデータを自動反映する方法
それでは早速エクセルの違うシートにデータを自動反映する方法を見ていきましょう。
リンク貼り付け
エクセルでセルを範囲選択して別のシートにコピーすると、生データをそのまま貼り付けるだけであるため変更が入るたびに貼り付け直さなければなりません。
ですが、そういう手間を省くためのリンク貼り付け機能が用意されています。リンク貼り付け機能は別のセルのデータを参照する計算式を自動的に挿入してくれる機能で、参照云々を知らなくても簡単に行なえます。
次に別シートの貼り付けたいセルを選択して[Ctrl+Alt+V]キーを押して「形式を選択して貼り付け」のウィンドウを表示します。
これがセル参照の書き方で、指定したシートの指定したセルを参照するようになっています。
試しにコピー元のセルを変更してみてください。正しくリンク貼り付けして連動させることができていたらコピー先にもその変更が反映されているはずです。
注意点として、一方向の参照であるためシート間で相互に同期させることはできません。参照先のデータを変更しても参照元のデータは変更されないので覚えておきましょう。
参照式を直接入力する
リンク貼り付けを使わずに、参照するセルを直接記述する方法もあります。
書き方は簡単で下記のフォーマットに従ってシート名とセル番号を記述するだけです
=シート名!セル番号
シート名は日本語にも対応しているので「価格表」というシートのA5セルを参照する場合は「価格表!A5」と記述すれば別シートのデータを反映させることができます。
参照できない場合はシート名を間違えているので、シート名を見直すようにしてください。
ちなみにですが、同じシート内の別のセルを参照する場合はシート名を省略できます。