Excelの数式に登場する「$(ドルマーク)」の意味とは?
Excelの数式や関数において「$(ドルマーク)」が使われていて、この記号は一体どういった目的で使われているのか気になったことはありませんか?この$の意味は「絶対参照」です。Excelでは何も指定しないで数式を入力した場合は相対参照になり、数式を別のセルへとコピーするとセルの参照先がコピー先へと合わせて移動します。セルの列番号・行番号に対して$を入力して絶対参照にすると、数式を別のセルへコピーしても$で固定した部分の参照先を固定させることができます。
ちなみに、セルの列番号・行番号のどちらかに$を設定した場合は「複合参照」となります。$で固定した行もしくは列の部分が固定になります。
Excelの数式に登場する「$(ドルマーク)」の使い方
絶対参照
絶対参照は、冒頭で説明したように参照先を固定することができます。「=A1*B1」といった数式で絶対参照を用いる場合は、「$A$1*B1」のように行番号と列番号のどちらにも$を入力しましょう。これでA1セルから動かないように固定させることができます。
複合参照
複合参照は、行か列のどちらかのみを固定するのに用います。「=A1*B1」といった数式d絵複合参照を用いる場合に行のみを固定するには「=A$1*B1」と行番号に$を入力することで行を固定することができます。列のみを固定するには「=$A1*B1」と列番号の前に$を入力しましょう。
相対参照で計算できないケースで絶対参照を用いる場合
どうしてこのような結果になるのかと言いますと、相対参照によりセルの参照先が下に1つずつ移動してしまったことが原因です。D7セルには「=B4*C7」・D8セルには「=B5*C8」と数式が入っている状態になっており、B4セルには何もないので0・B5セルには「日付」と入力してあるので#VALUE!と出力されてしまっているわけですね。