Bluetoothのバージョン「5.2」とは何かご紹介!

Bluetoothのバージョン「5.2」とは何かご紹介!

BluetoothイヤホンなどのBluetooth機器は、開発時期によってバージョンが異なっています。皆さんは、進化したバージョン「5.2」についてご存知でしょうか?この記事では、Bluetoothのバージョン5.2についてご紹介しています。


目次[非表示]

  1. Bluetoothのバージョン「5.2」とは?
  2. 自分のBluetoothのバージョンを確認してみよう

Bluetoothのバージョン「5.2」とは?

世の中には、BluetoothイヤホンやBluetoothスピーカー・Bluetoothマウス・Bluetoohキーボードなど様々なBluetooth製品がありますよね。このBluetoothとは無線通信方式のことを指していて、10m程度の近距離でデジタル機器同士をペアリングしてデータの送受信を行う「近距離無線通信規格」のことだと認識してもらえればOKです。

他の無線通信規格には「Wi-Fi」がありますが、BluetoothはWi-Fiとは違い消費電力が少ない・接続が手軽に行えるというメリットがあります。デメリットとしては、通信速度の遅さが挙げられます。ただし、通信速度が遅くても問題のないマウスやキーボード・イヤホンなどに対してはデメリットが気にならないためBluetoothが採用されているわけですね。

 

このBluetoothは開発時期によって様々なバージョンが存在しており、現行の最新バージョンは「5.2」となります。1つ前のバージョンである「5.1」との違いが大きいため、ここではバージョン5.2について説明します。

Bluetooth バージョン5.2では、「LE Audio」機能が追加されました。LE Audioは、従来とは異なる音声コーデックや伝送方法を備えています。新圧縮技術「LC3(Low Complexity Communications Codec)コーデック」を用いており、消費電力を抑えながら高品質の音声を伝送することが可能となっています。

「LE Isochronous Channels」という転送方式を採用することで従来使用されてきたSBCコーデックの約半分のビットレートで同じレベルの音質を再現することが可能となっています。転送量が少なくなるため消費電力が低くなり、バッテリー持ちが良くなっています。

そして「EATT(Enhanced Attribute Protocol)」システムにより、複数のデバイスと独立してデータ転送を行うことが可能となりました。1台のスマートフォンに対してイヤホンやヘッドホン・スピーカーを同時に接続することが可能かつ、切り替えを簡単に行うことができます。

またブロードキャスト機能も備えており、複数のオーディオデバイスを接続してデータを配信することが可能です。1台のスマートフォンの音楽を複数のユーザーと共有することができますよ。

他にも「LE Power Control」機能により接続しているデバイスとの受信電界強度を測定することで、デバイスのデータ送信を調節して消費電力を抑えることが可能となっています。

 

セキュリティ面もアップデートされており、5.1以前のバージョンで問題のあった暗号化キーに関する脆弱性が修正されました。

自分のBluetoothのバージョンを確認してみよう

Bluetooth 5.2について説明しましたが、5.2と互換性のあるバージョンは4.0までとなります。ですので3.0以前のバージョンだと5.2の新機能を活かすことはできません。

バージョン5.2のBluetooth機器を使用する場合は、自分が使用しているBluetoothのバージョンを確認しておきましょう。下記リンク先の記事でWindows10のBluetoothのバージョンを確認する方法をご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

Windows10のPCのBluetoothのバージョンを確認する方法!

Windows10のパソコンにてBluetoothデバイスを使う際に、バージョンがあっているかどうか確認する方法をご存知でしょうか?この記事では、Windows10のパソコンのBluetoothのバージョンを確認する方法をご紹介しています。

Thumb

関連記事