GoogleドライブのOCR機能(文字認識)の使い方をご紹介!【手書き/縦書き/横書き】

GoogleドライブのOCR機能(文字認識)の使い方をご紹介!【手書き/縦書き/横書き】

GoogleドライブでOCR(文字認識)の機能が利用できることをご存知でしたか?今回はユーザーの間でもあまり知られていない、GoogleドライブでOCRを利用する手順をご紹介します。精度の検証も行ってみましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。


目次[非表示]

  1. GoogleドライブにはOCR機能がある
  2. GoogleドライブのOCR機能の使い方
  3. GoogleドライブのOCR。文字認識の精度はどのくらい?
  4. まとめ。GoogleドライブでOCR、使いこなせると便利!

GoogleドライブにはOCR機能がある

Googleが提供するオンラインストレージサービス、Googleドライブ。

実はGoogleドライブでは、同じくGoogleが提供するGoogleドキュメントと併用することで、OCR(文字認識)機能を無料で利用できるんです。

OCRとは?

OCRとは「Optical Character Recognition/Reader」のこと。
日本語で表すと「光学的文字認識」の略です。

ノートとパソコン

文章や文字が記載されている画像データをPCなどに取り込むことで、自動で画像を文字列に変換してくれる、非常に便利な機能となっています。

OCRのメリット

このOCN機能、人によっては普段はなかなか利用することの少ない機能かもしれませんが、こちらを利用することで以下のようなメリットがあります。

①画像の文字をドキュメント(文字データ)として保存できる

画像データの文字を文字列(ドキュメント)として保存することができると、その文章を別のドキュメントに引用することができますし、キーワードを抽出して検索することも可能です。

②自分の手で文字起こしをする手間が減る

自動的に文章を認識することで、自分の手でいちいち文字起こしをしなくて良いのはかなり大きなメリットですね。

プライベートでの利用のみならず、職場で手書きの文章を扱う業務に就いている方はOCRの導入で効率化が図れそうです。

黒板に書いた文章も、写真に取ってGoogleドライブにアップロードすることで文字列として保存が可能です。

手書きでノートは取らない未来も近いうちにやって来そうです。

③文書をデータ化してしまうことで書類が片付く

書類で部屋や職場が散らかってしまっている方にもOCR、オススメです。

紙に記された文章を全てドライブ上でデータ化して保存してしまうことで、物理的に保存する必要が無くなるため書類が片付きます!

スキャンしてPCに取り込む手間はありますが、書類の整理をされたい方にはぜひ試していただきたい機能です。

このように、OCRを利用すると大幅な業務の効率化を図ることができます。

これまでスキャンして保存した文章やノートを自らキーボードで打って文字起こしをされていた方や、これまでOCRを使ったことが無い方は、この機会にぜひOCR(文字認識)の有用性を知っていただければと思います。

Googleドライブなら簡単にOCR機能を使えます。次に使い方のご紹介です。

GoogleドライブのOCR機能の使い方

以下では、実際にGoogleドライブにおいてOCR(文字認識)機能を利用する方法を写真と共にご紹介します。

Googleドライブをまだ利用したことがない、という方はGoogleアカウントの開設からどうぞ。Googleドメインのメールアドレスを取得することでドライブの他にもドキュメントやスプレッドシートなど、あらゆるオンライン上の機能を無料で利用することができます。

Googleドライブへのリンク
文字認識を利用したい文章が記載されている画像をドライブ上にアップロード
まず文字認識を利用したい文章が記載されている画像をドライブ上にアップロードします。

アップロードはPC上のファイルからドラッグ&ドロップ、もしくは表示されているページを右クリックすることで行うことができます。
「アプリを開く」にカーソルを当てると現れる「Googleドキュメント」をクリック
画像をアップロードしたら、そちらのファイルを右クリックします。

ポップアップが表示されるので、「アプリを開く」にカーソルを当てると現れる「Googleドキュメント」をクリックします。

自動でGoogleドキュメント(Googleが提供するオンライン文書作成ツール。wordのGoogle版のようなものです)が立ち上がります。

Googleドキュメントでは、自動で画像が挿入され、その下に画像の文章が文字列となって表示

Googleドキュメントでは、自動で画像が挿入され、その下に画像の文章が文字列となって表示されています。

このように画像を開くアプリケーションをGoogleドキュメントに指定するだけでOCRを利用することができるので、非常に使いやすいです。

GoogleドライブのOCR。文字認識の精度はどのくらい?

ここまでの手順をご覧になって、「OCRで文字起こしをするなんて画期的だけど、本当に正確に文章を読み込んでくれるのかな?」と疑問に思った方もいらっしゃるはず。

以下では同じ内容でも形式の異なる3つの文章を実際にGoogleドライブのOCRにかけてみて、その精度を調べてみました。

横書き文章

横書き文章を文字起こししてみるとこんな感じ。

ところどころに不要なスペースが入り込んでいるだけで、文章上のミスはありません。
文章としてただ保存するだけで良ければスキャンした状態のままで問題ないレベルの精度でした。

縦書き文章

こちらは縦書き文章をスキャンしたものです。

縦書き文章だと一見読み取りにくくなりそうなイメージですが、こちらも横書き文章と同じく、文章上のミスは見当たりません。

手書き文章

こちらは手書きの文章をスキャンしてPDF化したものです。
見て分かる通り、こちらは(残念ながら)正確に文章を表現しているとは言い難いです。

手書きの文章はどうしても筆跡にクセが出てしまうので、パソコンの文章に比べると精度は低くなっています。

手書き文章PDFの中でもOCRの精度を高める場合は、大きく、はっきりと、見やすく書くこと(よりパソコンで表示されるような字に近付けること)がコツだと考えられます。

まとめ。GoogleドライブでOCR、使いこなせると便利!

今回はGoogleドライブ(ドキュメント)で利用できる、文字認識の機能「OCR」について、使い方や利用するメリットなどをご紹介しました。

Googleドライブでも利用できることはなかなか知られていないOCR機能ではありますが、無料で精度の高い文字認識を利用できるので使いこなせると非常に便利です。

前述しましたが画像の文章をいちいちキーボードで文章化する作業が省けるのはありがたいですよね!

まだ使ったことがない!という方も、Googleアカウントをお持ちの方なら無料で利用できますので、ぜひ試してみてくださいね。

PDF編集・無料OCRソフトのおすすめ「LightPDF」の使い方を解説!

PDF形式のデータの編集をしようと思っても、pc環境によっては簡単にできないのが難しいものです。そんな時に強い味方となってくれるのが、インストール不要のLightPDFです。ぜひ手軽に利用できるLightPDFの使い方をチェックしておきましょう。

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