Facebook OGPの「og:locale」の意味とは?
FacebookでURLを共有するとグラフィカルに表示させられるOGP。
OGPにはたくさんのパラメーターがあり、設定したパラメーターによって表示形式などが異なるのですが、設定できるパラメータの中に「og:locale」というパラメーターが存在します。
「og:locale」とは、ページの内容が何の言葉で記述されているかを示すために用いるパラメーターで、Facebook側で適切に翻訳する際に使用されます。
Facebook OGPの「og:locale」は必要?
「og:locale」は、Facebookで共有された際に適切に翻訳されるために必要ではありますが、必須パラメータではありません。
サイトに訪れるユーザーは、日本語が分かる人だけを想定しているのであれば、日本語がわからない海外ユーザー向けの設定をする必要がありませんし、メリットもありません。
そのため、あった方が少しは良いサイトもあれば、あったところで何もメリットがないサイトもあるのです。
Facebook OGPの「og:locale」の設定と確認方法
「og:locale」の設定は難しくありませんが、HTMLを少し編集する必要があります。
やり方自体はコピーペーストで出来るくらい簡単ですので、順番に見ていきましょう。
「og:locale」を設定する
「og:locale」はmetaタグを使って設定します。
<meta property="og:locale" content="ja_JP" />
上記コードの中のcontent属性が国コードを表す箇所で、content属性の値を変更するとサポートする言語を変更できます。
言語 | 言語コード |
日本語 | ja_JP |
英語 | en_US |
複数言語をサポートしている場合
サイトによっては日本語と英語で両方書かれているなど、多言語対応している場合もあるでしょう。そういう場合は「og:locale」ではなく「og:locale:alternate」としてサポートする言語を指定します。
<meta property="og:locale:alternate" content="ja_JP" /> <meta property="og:locale:alternate" content="en_US" />
「og:locale:alternate」を使えば、サポートしている言語の数だけ追加してFacebook側にも多言語対応していることが伝わるのでおすすめです。
設定できているかどうか確認する方法
「og:locale」はスペルミスや記述方法を間違えているとうまく機能しません。しっかり機能しているかどうかチェックする場合は、Facebookが用意しているシェアデバッガーを利用します。
シェアデバッガーはFacebook にログインしていないと使用できないのであらかじめログインしておいてください。
シェアデバッガーにアクセスしたら、「og:locale」を設定している URL を入力し、[デバッグ]をクリックします。
するとURL先のページが解析されたデータが一覧表示されます。
少し下にスクロールすると、[rawタグに基づいて、以下のOpen Graphプロパティ(OGP)が構築されました]という項目が見つかります。
この中に「og:locale」の記載があれば設定がうまくいっています。
「og:locale」に限らず様々なパラメータをここでチェックできるので、覚えておくと良いでしょう。