ExcelのSLOPE関数とは?使い方を紹介!

ExcelのSLOPE関数とは?使い方を紹介!

Microsoft Excelを使用していて、回帰直線の傾きを求めたいと思ったことはありませんか?この場合は、SLOPE関数が有効です。この記事では、ExcelのSLOPE関数とはどういった関数なのか?またSLOPE関数の使い方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. ExcelのSLOPE関数とは?
  2. ExcelのSLOPE関数の使い方

Microsoft Excelを使用していて、回帰直線の傾きを求めたいというシーンもあるかと思います。この記事では、関数を使用して回帰直線の傾きを求める方法を説明していきます。

ExcelのSLOPE関数とは?

Microsoft Excelで使用できる関数の1つに、「SLOPE関数」というものがあります。SLOPE関数とは「yの範囲」と「xの範囲」を元にして回帰直線を求め、更にその傾きを求めることのできる関数です。回帰直線の式は「y=a+bx」となり、bの値が傾きとなります。

ちなみに回帰直線とは何のことかと言いますと、2組のデータの中心的な分布傾向を表す直線のことを指しています。回帰直線は散布図に引いて、将来的な値の予測に利用します。

SLOPE関数を使用する際に考慮したいのが、xの値とyの値が直線的だと思われるシーンで使用するということです。もし直線的でないのにSLOPE関数を使用して傾きを求めても、あまり意味がない結果になってしまうでしょう。

ExcelのSLOPE関数の使い方

それでは、ExcelのSLOPE関数の使い方を説明していきます。SLOPE関数の数式は、「=SLOPE(yの範囲,xの範囲)」となります。それぞれの範囲をセル範囲・配列で指定しましょう。yの範囲とxの範囲に含まれている文字列・論理値・空白のセルは計算の対象にはなりませんので注意しましょう。計算の対象は、あくまで数値・数値を含んだセルとなっています。

C8セルに「=SLOPE(C3:C7,B3:B7)」と入力
画像の例ではC8セルに「=SLOPE(C3:C7,B3:B7)」と入力することで、表内の売上データから売上の伸び率を求めています。
売上の伸び率が表示された
これで、売上の伸び率が表示されました。このように、SLOPE関数を使用すれば簡単に回帰直線の傾きを求めることができますよ。

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