ExcelのISERROR関数とは?
Microsoft Excelで使用することのできる関数の一つに「ISERROR関数(イズエラー)」というものがあります。ISERROR関数とは、対象の値がエラーなのかどうかを判定することができる関数です。対象の値がエラーであればTRUEが表示され、正しい値の場合はFALSEが表示されます。
ISERROR関数は他の関数と組み合わせて活用することもできるので、様々なシーンで役に立ちます。ISERROR関数を使用することで、表内にエラーの値があるかどうか確認をする・MATCH関数と組み合わせることで各リストに重複しているデータがないかどうか確認する・IF関数と組み合わせることで数値を入力したら自動的に対応した数値が表示されるようにするといったことが可能となります。
ExcelのISERROR関数の使い方
ISERROR関数の数式
それでは、ExcelのISERROR関数の使い方を説明していきます。ISERROR関数の数式は「=ISERROR(テスト対象)」となります。テスト対象に値や数式が入力されているセルを指定しましょう。この時複数範囲のセルを指定するとエラーになってしまうため注意が必要です。あくまで1つのセルに対してのみ作用する数式であることに注意しましょう。
ISERROR関数の基本的な使い方
他の関数と組み合わせる
それでは、応用としてISERROR関数を他の関数と組み合わせて使用してみましょう。まずは、ISERROR関数にVLOOKUP関数とIF関数を組み合わせて、条件に合致するデータがあるかどうかを表示させてみます。VLOOKUP関数とIF関数については下記リンク先の記事にて説明していますので、興味のある方はぜひ併せてご覧ください。
まずIF関数で括り、ISERROR関数を入力しています。続いてVLOOKUP関数でアイテム列からデータを抽出を行い、「キャベツ」がアイテム列にあるかどうかを確認します。そしてISERRORの条件に「"なし"」と「"あり"」を追加しているわけですね。
このように、ISERROR関数は他の関数を組み合わせて使用することで様々なシーンで活躍させることができますよ。他にISERROR関数を組み合わせて使用することの多い関数といえば「MATCH関数」なども挙げられますね。
以上が、ISERROR関数の主な使い方になります。またISERROR関数はスプレッドシートでも使用することが可能です。下記リンク先の記事ではスプレッドシートでエラーを非表示にする方法をご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。