Excelの論理式とは何か?論理式について解説!

Excelの論理式とは何か?論理式について解説!

ExcelでIF関数をはじめとした様々な関数では、「論理式」を扱いますよね。この論理式とは何なのかご存知でしょうか?論理式を使用することで、様々な答えを求めることができますよ。この記事では、Excelの論理式とは何か?論理式について解説しています。


目次[非表示]

  1. Excelの論理式とは何か?
  2. Excelの論理式を条件にしたIF関数の使い方

Excelの論理式とは何か?

Excelで、IF関数などを使用する際の構文では「論理式」というものを使用しますよね。この論理式とはどういうものかご存知でしょうか?

論理式は定める条件を記載した文字列のことを指しており、セル参照・定数・関数などから2つの要素を比較演算子で繋いだものとなっています。論理式は、条件に応じて結果が変わる関数(IF関数など)・条件を否定する関数(NOT関数など)複数の条件を組み合わせる論理関数(AND関数など)の中で条件を指定する引数として使用されます。

論理式は真(True)・偽(False)のどちらかの値になりますが、注意点としては「真の値は1つではない」という点が挙げられます。Excelにおける真偽値は、「False=(イコール)0」・「True<>(ノットイコール)0」となっております。0=偽・0以外すべて真だと覚えておきましょう。

Excelの論理式を条件にしたIF関数の使い方

それでは、Excelの論理式を条件にした関数の使い方を説明します。論理式を条件にした関数と言えば、条件によって利用する式を変更する「IF関数」・すべての条件を満たしているかどうか調べる「AND関数」・設定したいずれかの条件を満たしているかどうか調べる「OR関数」といったものが挙げられます。

A1〜D7までの表
今回は、例としてこのような表を作成しました。C列に記入されているスコアを元に、D列に合否の判定をIF関数を使用して表示させたいと思います。IF関数の構文は「=IF(論理式,真の値,偽の値)」となっています。
「=IF(C2>70,"合格","不合格")」と入力してある
空白のD2セルに「=IF(C2>70,"合格","不合格")」と入力します。今回は論理式に「C2>70」と入力しています。C2セルが70よりも大きい場合は真の値である「合格」が表示され、70よりも小さい場合は偽の値である「不合格」が表示されるようになっています。

このケースでは、C2セルの数値が「37」なので70よりも小さいですね。そのため偽の値である「不合格」が結果として出力されています。

Dのセルに合否判定をそれぞれ「合格(True)」・「不合格(False)」で表示できた
残りのセルにも、この論理式を使ったIF関数を当てはめていきます。するとこのように、合否判定をそれぞれ「合格(True)」・「不合格(False)」で表示することができました。

このように、論理式を当てはめて様々な結果を求めることができますよ。他の関数を使用したケースについても気になる方がいらっしゃいましたら、下記リンク先の記事を参考にしてみてくださいね。

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