ExcelのCUMPRINC関数の使い方

Microsoft Excelで使用できる関数の1つに、「CUMPRINC関数(キュムラティブ・プリンシパル)」というものがあります。CUMPRINC関数は、元利均等払いのローンの返済を行う場合に「開始期」から「終了期」までの返済額のうち元金相当分の累計がいくらになるのかを求めることができる関数です。
この記事では、ExcelのCUMPRINC関数の使い方についてご紹介していきます。
まずは、CUMPRINC関数の数式から説明していきます。CUMPRINC関数の数式は「=CUMPRINC(利率,期間,現在価値,開始期,終了期,支払期日)」となります。第1引数の「利率」で、利率の指定を行います。第2引数の「期間」で、返済期間の指定を行います。第3引数の「現在価値」で、現在価値(借入額)の指定を行います。第4引数の「開始期」で、元金相当分の累計金額を求める最初の期の指定を行います。第5引数の「終了期」で、元金相当分の累計金額を求める最後の期の指定を行います。第6引数の「支払期日」で、返済が期首か期末のどちらで行われるのか指定します。「0」が期末・「1」が期首となります。

利率は月利である「年利/12」・期間も月数である「年数×12」・開始期と終了期は月を指定します。
