ExcelのCUMPRINC関数の使い方を紹介!

ExcelのCUMPRINC関数の使い方を紹介!

Microsoft Excelで使用できる関数の1つに、CUMPRINC関数というものがあります。元利均等払いのローンの指定期間に支払う元金相当分の累計を求めることができます。この記事では、ExcelのCUMPRINC関数の使い方についてご紹介していきます。


目次[非表示]

  1. ExcelのCUMPRINC関数の使い方

ExcelのCUMPRINC関数の使い方

Microsoft Excelで使用できる関数の1つに、「CUMPRINC関数(キュムラティブ・プリンシパル)」というものがあります。CUMPRINC関数は、元利均等払いのローンの返済を行う場合に「開始期」から「終了期」までの返済額のうち元金相当分の累計がいくらになるのかを求めることができる関数です。

この記事では、ExcelのCUMPRINC関数の使い方についてご紹介していきます。

 

まずは、CUMPRINC関数の数式から説明していきます。CUMPRINC関数の数式は「=CUMPRINC(利率,期間,現在価値,開始期,終了期,支払期日)」となります。第1引数の「利率」で、利率の指定を行います。第2引数の「期間」で、返済期間の指定を行います。第3引数の「現在価値」で、現在価値(借入額)の指定を行います。第4引数の「開始期」で、元金相当分の累計金額を求める最初の期の指定を行います。第5引数の「終了期」で、元金相当分の累計金額を求める最後の期の指定を行います。第6引数の「支払期日」で、返済が期首か期末のどちらで行われるのか指定します。「0」が期末・「1」が期首となります。

F2セルに、「=CUMPRINC(B2/12,C2*12,D2,1,E2,0)」と入力
実際に、CUMPRINC関数を使用してみましょう。画像の例では年利3%の1年ローンで30万円を借りた場合に、最初の月から6ヶ月までの返済額のうちの元金相当分の累計を求めようとしています。F2セルに、「=CUMPRINC(B2/12,C2*12,D2,1,E2,0)」と入力していきます。

利率は月利である「年利/12」・期間も月数である「年数×12」・開始期と終了期は月を指定します。

元金相当分の累計を求めることができた
これで、元金相当分の累計を求めることができました。結果がマイナスで出力されていますが、CUMPRINC関数では返済額はマイナスで出力されるようになっています。ちなみに、金額を入手するケースの場合はプラスで表示されます。以上が、ExcelのCUMPRINC関数の使い方の説明となります。

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