ExcelのCOUNTIF(カウントイフ)関数の使い方まとめ!

ExcelのCOUNTIF(カウントイフ)関数の使い方まとめ!

Excelは、ただデータをまとめたりグラフを作成するだけでなく、400種類以上ある関数を使いこなすことでより効率的になります。大量のデータを集計して分析することが可能となります。今回はある条件に一致するデータの個数をカウントするCOUNTIF関数を紹介します。


目次[非表示]

  1. ExcelのCOUNTIF関数
  2. ExcelのCOUNTIF関数の使い方
  3. まとめ

ExcelのCOUNTIF関数

ExcelのCOUNTIF関数は、検索条件と重複した特定のデータを集計し、範囲内から選び出して個数を返す関数です。

数値や文字列、セルに対応しているため大変便利に活用されています。

もともとCOUNT関数の効力を持っている関数で、データの個数を数えて集計することに特化しています。IF(もし~だったら)という条件付きで合致した特定のデータの個数を表示させることができるため、Excelでは条件付きでデータを集計して数えるときに多く活用されます。

COUNTIF関数の構文は以下のとおりです。

COUNTIF関数の構文

構文:COUNTIF( 範囲  、 検索条件 )

構文のうち、「範囲」はセル範囲で指定します。また、「検索条件」は数値や文字列、セルを指定します。数値は直接数字を入力することで抽出したいデータを指定することができます。また、文字列をそのまま入力しても正確にカウントされません。正確にカウントさせるためには、文字列を「“(ダブルクォーテーションマーク)」で囲んで指定しなければなりません。

COUNTIF関数は、条件と重複した特定のデータの個数を数えることに特化した関数です。一覧表の中で、ある一定の条件したデータのみを抽出したい場合に活用されます。範囲や検索条件で指定されるデータは項目ごとに整理された一覧表でなければCOUNTIF関数を上手く活用することができません。

例えば、赤枠①のように男女混ざり合った集計表があるとします。

このときに、男性の人数や女性の人数を抽出したい場合にCOUNTIF関数を用います。

ExcelのCOUNTIF関数の使い方

ここでは、条件と重複したデータをカウントするのに便利なCOUNTIF関数の使い方をご紹介していきます。

先程の例で、Excelで「予約名簿」の一覧表を使用します。図のとおり、「予約名簿」の一覧表から、「No」、「氏名」、「性別」、「頻度」という項目ごとに整理されたデータがあります。今回は、「予約名簿」の一覧表の「性別」の項目からCOUNTIF関数を使用して「男性の数」と「女性の数」をそれぞれ抽出し、人数を表示させてみたいと思います。
 

COUNT関数を使用するためには、

  • 「挿入タブ」から入力する方法
  • 数式バーから直接入力する方法
の2つがあります。

関数に関する知識があり、おおよその構文を理解している方でしたら数式バーに直接入力する方がスピーディに対応することができます。

Excelには予測機能が備わっており、関数や文字列を入力すると自動的に該当する数式が表示され、予測機能からテンプレートが出現し、それに従って入力することで容易に関数を扱うことができます。
 

まずは、「予約名簿」の一覧表の「男性の数」を抽出してみます。
 

赤枠②セル「D12」には「=COUNTIF(C4:C10,"男")」と入力されています。

これは、セル範囲「C4:C10」から「男」と重複したデータの個数を数えています。結果として「4」という数字で人数が返されています。

次に、「予約名簿」の一覧表の「性別」項目から「女性の数」を抽出してみます。
 

赤枠③セル「D13」には「=COUNTIF(C4:C10,"女")」と入力されています。

これは、セル範囲「C4:C10」から「女」と重複したデータの個数を数えています。結果として「3」という数字で人数が返されています。

まとめ

ここでは、Excelで一致したデータをカウントするCOUNTIF関数について解説してきました。

個数を数えるときに便利なCOUNT関数にカスタマイズされ、条件付きで個数をカウントすることができることから、Excelで特定のデータを抽出する際に重宝されています。

COUNTIF関数を使いこなして、データを抽出する場合に活用してみてください。

またCOUNTIFを含め、関数をより多く知っておくのはExcelを効率的に操作する上で重要です。ぜひ一度Excelを本で体系的に勉強しておくことをおすすめします。


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